【お供】と【お伴】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
お供とお伴の分かりやすい違い
お供とお伴は、どちらも目上の人などに付き従っていくことを表す言葉で、国語辞典では同じ語の異なる表記として扱われています。
お供という字は神仏へのお供え物(お供えなど)とも字が共通するため、供物のニュアンスを連想させることがありますが、付き従う意味の「お供(おとも)」自体に供物の意味があるわけではありません。
お供とお伴は基本的に同じ意味で、迷ったときは辞書で主に使われるお供を使うと安心です。
お供とは?
お供(おとも)とは、目上の人などに付き従って行くこと、またその人を指す言葉で、国語辞典ではこれが主な意味として載っています。神仏への供物を指す場合は、お供えやご供物のように、おともとは別の言葉・読み方で表され、辞書の上でも別の項目として扱われています。
同行の意味でのお供は、やや古風な表現で、現代ではご一緒する、同行するという言い方の方が日常的には使われます。それでも、目上の人へのへりくだった言い方として、ビジネスや改まった場面では今も使われています。
お供は、供という字が持つ、付き添う・差し出すという意味合いに基づく言葉とされ、自分の行為をへりくだって表現する際に適しています。
お供の例文
- ( 1 ) 重役の会食にお供として同席させていただきました。
- ( 2 ) 旅行に行くとき、いつも愛犬をお供に連れて行きます。
- ( 3 ) 遠足のお供に、お気に入りのぬいぐるみを持っていきました。
- ( 4 ) 買い物にお供しましょうか。
- ( 5 ) 先輩の出張に私もお供させていただきます。
- ( 6 ) 散歩のお供は、いつも聞いているラジオ番組です。
お供の会話例
お伴とは?
お伴とは、目上の人や大切な人に付き従って一緒に行くことを意味する言い方です。お伴する、お伴させていただくという形で使われ、相手に付き従うことをへりくだって表す際に使われます。ビジネスシーンや公式な場面でも使われる表現です。
お伴は、国語辞典では御供・御伴として、お供と同じ項目にまとめられている表記で、意味は同じです。上司の出張にお伴する、社長の視察にお伴するなど、職務上の同行を表現する際に使われます。また、子供が親にお伴するような、家族間でも使える表現です。
現代のビジネスシーンでは、同行させていただく、ご一緒させていただくという表現も多く使われます。お伴は辞書上お供と同じ意味の表記であり、どちらを使っても間違いではありませんが、場面や好みによって使い分けられています。
お伴の例文
- ( 1 ) 部長の出張にお伴させていただきます。
- ( 2 ) 社長の会食にお伴することになりました。
- ( 3 ) 明日の視察には、私がお伴いたします。
- ( 4 ) お客様の工場見学にお伴させていただければ幸いです。
- ( 5 ) 専務の海外出張にお伴する準備をしています。
- ( 6 ) 恐れ入りますが、会議にお伴してもよろしいでしょうか。
お伴の会話例
お供とお伴の違いまとめ
お供とお伴は、国語辞典では同じ語の異なる表記としてまとめて説明されており、同行するという意味そのものに違いはありません。
ただし、お供という言葉は神仏への供物を表す言葉(お供えなど)と字が共通しているため、供物のニュアンスを連想させることがあります。お伴は同行の意味に限って使われる書き方です。
仏壇に果物を供えるときはお供え、上司に同行するときはお供・お伴のどちらでも使えますが、迷ったら辞書で主に使われるお供を使うと安心です。
お供とお伴の読み方
- お供(ひらがな):おそなえ
- お供(ローマ字):osonae
- お伴(ひらがな):おとも
- お伴(ローマ字):otomo