【呼吸数】と【酸素飽和度】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
呼吸数と酸素飽和度の分かりやすい違い
呼吸数と酸素飽和度は、どちらも呼吸の状態を知るための数値ですが、測定するものと方法が全く違います。
呼吸数は1分間に何回呼吸するかを数える単純な回数で、胸の上下を見て数えます。正常は大人で12〜20回です。酸素飽和度は血液中の酸素の量をパーセントで表す数値で、指先に機器をつけて測ります。正常は96%以上です。
例えば、呼吸数が30回で速い、酸素飽和度が90%で低いというように、それぞれ違う情報を教えてくれます。
呼吸数とは?
呼吸数とは、1分間の呼吸回数のことで、吸って吐いてを1回と数えます。成人の安静時の正常値は12〜20回/分、子供は年齢が低いほど多く、新生児では40〜50回/分です。呼吸数は体温、血圧、脈拍と並ぶ重要なバイタルサインの一つです。
呼吸数の測定は、胸部や腹部の動きを観察して行います。相手に意識されると呼吸が変わるため、脈拍測定のふりをしながら測ることもあります。15秒間数えて4倍するか、不規則な場合は1分間数えます。発熱、運動、緊張、痛みなどで増加し、睡眠時は減少します。
呼吸数の異常には、頻呼吸(速い)、徐呼吸(遅い)、無呼吸(止まる)があります。肺炎、心不全、不安症などで頻呼吸になり、薬物中毒や脳の異常で徐呼吸になることがあります。呼吸数の変化は体の異常を知らせる重要なサインです。
呼吸数の例文
- ( 1 ) 看護師が呼吸数を測定しています
- ( 2 ) 呼吸数が1分間に25回と速くなっています
- ( 3 ) 安静時の呼吸数を記録してください
- ( 4 ) 子供の呼吸数は大人より多いのが正常です
- ( 5 ) 呼吸数と脈拍を同時に測定しました
- ( 6 ) 発熱により呼吸数が増加しています
呼吸数の会話例
酸素飽和度とは?
酸素飽和度(SpO2)とは、血液中のヘモグロビンが酸素と結合している割合をパーセントで表したものです。パルスオキシメーターという小さな機器を指先や耳たぶに装着して、光を使って非侵襲的に測定します。正常値は96〜99%で、90%以下は低酸素血症とされます。
酸素飽和度は、肺で取り込んだ酸素が血液にどれだけ含まれているかを示す指標です。肺炎、喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患や、心不全などで低下します。新型コロナウイルス感染症では、自覚症状が少なくても酸素飽和度が低下する幸せな低酸素症が注目されました。
測定時の注意点として、マニキュア、冷たい手、体動などが測定値に影響することがあります。運動直後は一時的に低下することもあります。在宅酸素療法を受けている人は、日常的に酸素飽和度をモニターし、医師の指示に従って酸素流量を調整します。
酸素飽和度の例文
- ( 1 ) 酸素飽和度が93%に低下しました
- ( 2 ) パルスオキシメーターで酸素飽和度を確認します
- ( 3 ) 在宅療養中は酸素飽和度を毎日測定してください
- ( 4 ) 運動後の酸素飽和度は一時的に下がることがあります
- ( 5 ) 酸素飽和度が90%以下の場合は医師に連絡してください
- ( 6 ) 指先が冷たいと酸素飽和度が正確に測れません
酸素飽和度の会話例
呼吸数と酸素飽和度の違いまとめ
呼吸数と酸素飽和度の最大の違いは、測定対象と方法です。呼吸数は呼吸の回数を目視で数え、酸素飽和度は血中酸素濃度を機器で測定します。
呼吸数は単純に息をしている回数を見るのに対し、酸素飽和度は呼吸の質つまり酸素が十分に取り込めているかを評価します。呼吸数が正常でも酸素飽和度が低い場合は、呼吸の効率が悪いことを示します。
どちらも呼吸状態の評価に重要ですが、酸素飽和度の方がより直接的に体内の酸素不足を反映します。医療現場では両方を組み合わせて、総合的に呼吸状態を判断します。
呼吸数と酸素飽和度の読み方
- 呼吸数(ひらがな):こきゅうすう
- 呼吸数(ローマ字):kokyuusuu
- 酸素飽和度(ひらがな):さんそほうわど
- 酸素飽和度(ローマ字):sannsohouwado