【補う】と【賄う】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
補うと賄うの分かりやすい違い
補うと賄うはどちらも足りない部分に対処することですが、方法が違います。補うは、不足している部分や欠けている部分を埋めることです。栄養を補う、人手不足を補うのように、マイナスをゼロに近づける行為です。
賄うは、必要なものを用意して供給することです。食事を賄う、生活費を賄うのように、必要なものを調達してまかなうことを表します。
自分で工面するニュアンスがあります。不足を埋めるのが補う、必要を満たすのが賄うと覚えましょう。
補うとは?
補うは、不足している部分や欠けている要素を加えて完全にすること、短所や弱点をカバーすることを表す動詞です。おぎなうと読み、足りない部分を埋める、補完するという意味を持ちます。物理的なものから抽象的なものまで幅広く使えます。
ビタミンを補う、睡眠不足を補うのように健康面で使ったり、お互いの短所を補う、経験不足を知識で補うのように能力面で使ったりします。また、損失を補うのように、マイナスをプラスで相殺する意味でも使われます。
補うは、完全ではない状態を改善し、バランスを取り戻すという積極的な行為を表します。チームワークや人間関係においても、互いに補い合うことで全体の調和が保たれるという考え方を表現する重要な言葉です。
補うの例文
- ( 1 ) サプリメントで不足した栄養を補う。
- ( 2 ) チームの弱点を新メンバーで補う。
- ( 3 ) 睡眠不足を昼寝で補った。
- ( 4 ) お互いの長所短所を補い合う関係だ。
- ( 5 ) 売上の減少を新商品で補う計画だ。
- ( 6 ) 経験不足を努力で補うしかない。
補うの会話例
賄うとは?
賄うは、必要なものを調達し、供給することを表す動詞です。まかなうと読み、特に生活に必要なものや費用を自力で用意する、工面するという意味を持ちます。自給自足的なニュアンスが含まれることが多いです。食事を賄う、生活費を賄う、資金を賄うのように、日常生活や経済活動で必要なものを確保する際に使われます。
また、自給自足で賄う、アルバイトで学費を賄うのように、自力で何とかするという自立的な姿勢を表現します。賄うには、限られた資源や条件の中で、工夫して必要なものを確保するという意味合いがあります。
また、賄い料理のように、ありあわせのもので作る料理を指すこともあり、創意工夫や臨機応変さを含む実践的な言葉です。
賄うの例文
- ( 1 ) 一人暮らしの食事は自炊で賄っている。
- ( 2 ) アルバイトで生活費を賄う学生が多い。
- ( 3 ) 太陽光発電で電力を賄う家が増えている。
- ( 4 ) 会社の食堂で昼食を賄える。
- ( 5 ) 奨学金で学費を賄うことができた。
- ( 6 ) 地元の食材で給食を賄う取り組みが始まった。
賄うの会話例
補うと賄うの違いまとめ
補うと賄うは、不足への対応を表しますが、アプローチが異なります。補うは欠けている部分を埋めて完全にする補完的行為で、マイナスをゼロに戻すイメージです。一方賄うは、必要なものを調達・供給する生産的行為で、ゼロから必要量を確保するイメージです。
栄養不足を補うは足りない分を追加、食費を賄うは全額を工面という違いがあります。
また、補うは協力的・相互的な文脈で使われることが多く、賄うは自立的・自給的な文脈で使われます。不足を埋めるか、全体を供給するかで使い分けましょう。
補うと賄うの読み方
- 補う(ひらがな):おぎなう
- 補う(ローマ字):oginau
- 賄う(ひらがな):まかなう
- 賄う(ローマ字):makanau