【仮想マシン】と【コンテナ】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
仮想マシンとコンテナの分かりやすい違い
どちらも一台の機械の上で複数の環境を動かす技術ですが、区切り方が違います。仮想マシンはコンピューターそのものを模して作るため、環境ごとに OS を丸ごと入れます。
コンテナは OS の中核を共有し、アプリと必要な部品だけを包みます。そのぶんコンテナは起動が速く軽い一方、環境どうしの境目の固さでは、仮想マシンのほうが上です。
何をどこまで分けたいかで選びます。
仮想マシンとは?
「仮想マシン」は、一台の物理的なコンピューターの上に、あたかも別のコンピューターがあるかのような環境をソフトウェアで作り出す技術、またはその環境そのものを指します。仮想マシンごとに OS を丸ごと入れるため、一台の機械の中で異なる系統の OS を同時に動かせます。
環境どうしの境目がはっきりしており、片方で問題が起きても他方への影響が及びにくくなります。反面、OS を丸ごと抱えるぶん、起動に時間がかかり、記憶容量やメモリの消費も大きくなりやすくなります。
既存のシステムを構成ごと移したい場合や、異なる OS が要る場合、境目の固さを重んじる場合に選ばれます。
仮想マシンの例文
- ( 1 ) 別の系統の OS が要るので、仮想マシンを立てて検証した。
- ( 2 ) 仮想マシンは OS を丸ごと入れるため、起動まで少し待つことになる。
- ( 3 ) 既存の構成をそのまま移したくて、仮想マシンを選んだ。
- ( 4 ) 境目をはっきり分けたい用途なので、仮想マシンのほうが安心できる。
- ( 5 ) 仮想マシンを増やしすぎて、記憶容量が足りなくなった。
- ( 6 ) 仮想マシンの複製を作り、壊れたときの戻し先にしている。
仮想マシンの会話例
コンテナとは?
「コンテナ」は、動かす側の OS の中核部分を共有しながら、アプリケーションとその実行に必要なライブラリや設定だけを一つに包んで動かす技術を指します。OS を丸ごと抱え込まないため起動が速く、一台の機械の上に多くの環境を並べやすくなります。
包んだ中身は持ち運べるので、手元でも検証環境でも本番でも同じように動かせることが期待できます。ただし OS の中核を共有する性質上、原則として動かす側と同じ系統の OS で動くことになり、境目の固さは機械を丸ごと模す方式ほどではありません。
数が増えると管理の仕組みが要る点にも注意しておきたいところです。
コンテナの例文
- ( 1 ) コンテナは起動が速いので、試験のたびに作り直している。
- ( 2 ) 必要なライブラリをコンテナに含め、環境の違いによる不具合を減らした。
- ( 3 ) 一台の機械の上に、コンテナをいくつも並べて動かしている。
- ( 4 ) コンテナは OS の中核を共有するぶん、消費する資源が小さい。
- ( 5 ) コンテナの数が増えたので、まとめて管理する仕組みを入れた。
- ( 6 ) 手元で作ったコンテナを、そのまま本番へ運んだ。
コンテナの会話例
仮想マシンとコンテナの違いまとめ
仮想マシンとコンテナは、一台の機械の上で複数の環境を動かす技術ですが、区切り方が違います。仮想マシンはコンピューターそのものを模して作るため、環境ごとに OS を丸ごと抱えます。
異なる系統の OS を同時に動かせ、環境どうしの境目もはっきりしていますが、起動に時間がかかり、消費する資源も大きくなりやすくなります。コンテナは OS の中核を共有し、アプリと必要な部品だけを包みます。
起動が速く軽いので、多くの環境を並べたり作り直しを繰り返したりしやすい反面、原則として同じ系統の OS で動き、境目の固さは仮想マシンには及びません。固く分けるか、軽さと速さを取るかで選ぶことになります。
仮想マシンとコンテナの読み方
- 仮想マシン(ひらがな):かそうましん
- 仮想マシン(ローマ字):kasoumashin
- コンテナ(ひらがな):こんてな
- コンテナ(ローマ字):kontena