【超える】と【過ぎる】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

超えると過ぎるの分かりやすい違い
超えるは、ある基準や限界、境界を上回ることです。「目標を超える」「山を超える」「限界を超える」のように、何かを乗り越えて先に進むことを表します。達成感を伴うことが多いです。
過ぎるは、適切な程度を超えること、時間や場所を通り過ぎることです。「やり過ぎる」「時間が過ぎる」「駅を過ぎる」のように、適度を超えたり、通過したりすることを表します。
超えるは基準を上回る、過ぎるは適度を超えるという違いがあります。
超えるとは?
超えるとは、設定された基準、限界、境界線などを上回って、その先に到達することを意味します。物理的な境界から抽象的な概念まで、様々な対象に使われる動詞です。多くの場合、努力や挑戦の結果として達成されるポジティブな意味を持ちます。
「売上目標を超える」「期待を超える」「困難を超える」など、ビジネスや日常生活で頻繁に使われます。また「国境を超える」「世代を超える」のように、物理的・概念的な境界を越えることも表現できます。乗り越える、突破するというニュアンスを含みます。
超えることは成長や進歩の証であり、「限界を超える」「自分を超える」など、自己実現や目標達成の文脈でよく使われます。挑戦的で前向きな行動を表す言葉です。
超えるの例文
- ( 1 ) 売上が予想を超えました。
- ( 2 ) 困難を超えて成功を掴みました。
- ( 3 ) 国境を超える旅に出ます。
- ( 4 ) 期待を超える成果が出ました。
- ( 5 ) 限界を超えて挑戦します。
- ( 6 ) 世代を超えて愛される作品です。
超えるの会話例
過ぎるとは?
過ぎるとは、適切な程度や限度を超えること、また時間が経過すること、場所を通り過ぎることを表す多義的な動詞です。「度が過ぎる」のように過度であることを示したり、「時が過ぎる」のように時間の経過を表したりします。
「優しすぎる」「心配しすぎる」など、形容詞や動詞に付いて過度の状態を表現することも多いです。この場合は否定的なニュアンスを持つことが多く、適度やバランスの重要性を示唆します。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということわざもあります。
また「バスが過ぎる」「締切が過ぎる」のように、物理的な通過や時間的な経過を表す中立的な意味もあります。日常会話で非常によく使われる基本的な動詞です。
過ぎるの例文
- ( 1 ) もう締切が過ぎています。
- ( 2 ) 心配し過ぎは良くありません。
- ( 3 ) 食べ過ぎに注意しましょう。
- ( 4 ) 3時間が過ぎました。
- ( 5 ) 言い過ぎたかもしれません。
- ( 6 ) バス停を過ぎてしまいました。
過ぎるの会話例
超えると過ぎるの違いまとめ
超えるは基準や限界を上回ることで、目標達成や境界突破など、前向きで挑戦的なニュアンスを持ちます。努力の結果として使われることが多いです。
過ぎるは適度を超えて過度になることや、時間・場所を通過することを表します。「〜すぎる」の形で過度を表す際は、否定的な意味になることが多いです。
簡単に言えば、超えるは「乗り越える」、過ぎるは「行き過ぎる・通り過ぎる」という違いがあります。
超えると過ぎるの読み方
- 超える(ひらがな):こえる
- 超える(ローマ字):koeru
- 過ぎる(ひらがな):すぎる
- 過ぎる(ローマ字):sugiru