【営業利益】と【事業利益】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
営業利益と事業利益の分かりやすい違い
営業利益と事業利益の違いは、「財務諸表等規則で定められた正式な利益区分かどうか」にあります。
営業利益は、財務諸表等規則で定められた損益計算書上の正式な利益区分で、売上総利益から販管費を差し引いた本業のみの利益です。
事業利益は、法定の勘定科目ではなく、営業利益に受取利息・配当金などの金融収益を加えることが多い、経営分析で使われる概念です。
営業利益とは?
営業利益とは、企業が本業から得た利益を示す指標のことです。
同業他社との比較や、複数年度の推移から本業の競争力の変化を読み取る場面で用いられます。
売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いて算出され、受取利息などの財務活動に伴う項目や臨時的な項目を含まないという性質を持ちます。
財務諸表等規則で区分が定められた正式な利益概念で、決算短信や有価証券報告書で必ず開示されます。
営業利益の例文
- ( 1 ) 今期の営業利益は前年比5パーセント増となり、本業の好調さがうかがえる。
- ( 2 ) 決算短信では、営業利益の増減理由を必ず説明する欄がある。
- ( 3 ) 営業利益がマイナスの状態が続き、本業の立て直しが急務となった。
- ( 4 ) 投資家は、営業利益の伸び率を本業の実力として重視する傾向がある。
営業利益の会話例
事業利益とは?
事業利益とは、営業利益に受取利息や受取配当金などの金融収益を加えた利益を指す概念のことです。
中小企業の経営分析指標や、一部の官公庁のガイドラインで用いられます。
財務諸表等規則で定められた勘定科目ではなく、現預金や株式から生じる金融収益も含めた事業全体の稼ぐ力を把握する目的で使われるという性質を持ちます。
算出方法も資料によって細部が異なる場合があり、決算書に必ず記載される項目ではありません。
事業利益の例文
- ( 1 ) 経営自己診断の資料では、事業利益をもとに収益性を評価している。
- ( 2 ) 事業利益は、営業利益に金融収益を加えて算出されることが多い。
- ( 3 ) 保有株式からの配当が増え、事業利益が営業利益を上回る年もあった。
- ( 4 ) 事業利益を使う際は、あらかじめ算出根拠を確認しておくと誤解が少ない。
事業利益の会話例
営業利益と事業利益の違いまとめ
営業利益と事業利益の違いは、財務諸表等規則で定められた正式な利益区分かどうかにあります。
営業利益は売上総利益から販管費を差し引いて算出される本業のみの利益であるのに対し、事業利益は営業利益に受取利息・配当金などの金融収益を加えた、主に経営分析で使われる概念です。
決算書に必ず記載される公式な利益を指すなら「営業利益」、分析目的で金融収益も含めた稼ぐ力を見たいなら「事業利益」と区別され、事業利益は算出方法が資料によって異なる場合があります。
営業利益と事業利益の読み方
- 営業利益(ひらがな):えいぎょうりえき
- 営業利益(ローマ字):eigyourieki
- 事業利益(ひらがな):じぎょうりえき
- 事業利益(ローマ字):jigyourieki