【直接労務費】と【間接労務費】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
直接労務費と間接労務費の分かりやすい違い
直接労務費と間接労務費の違いは、「どの製品の作業にどれだけの時間や賃金がかかったかがはっきり分かるかどうか」にあります。
直接労務費は、特定の製品を作る作業に従事した人の賃金のうち、製品ごとの金額をはっきり計算できる費用です。
間接労務費は、複数の製品づくりに共通してかかわる作業のため、製品ごとには直接計算しにくい賃金や給料です。
直接労務費とは?
直接労務費とは、特定の製品を作る作業に従事した人の賃金のうち、製品ごとの金額をはっきりと計算できる費用のことです。
組み立てラインの作業員の賃金など、作業時間を製品ごとに記録できる場面で用いられます。
作業時間の記録をもとに、各製品にかかった時間と時給(賃率)をかけ合わせて計算するという性質を持ちます。
複数の製品を掛け持ちする時間帯があれば、その時間分は製品ごとに按分して記録されることもあります。
直接労務費の例文
- ( 1 ) 組み立て工程の作業時間を記録し、製品ごとの直接労務費を計算した。
- ( 2 ) 直接労務費は、作業時間と賃率をかけ合わせて求めている。
- ( 3 ) 熟練工が担当すると作業時間が短くなり、直接労務費が抑えられる。
- ( 4 ) 直接労務費の推移を見れば、どの製品に人手がかかっているか分かる。
直接労務費の会話例
間接労務費とは?
間接労務費とは、複数の製品づくりにかかわる作業のため、製品ごとの金額を直接には計算しにくい賃金や給料のことです。
工場全体の品質検査や運搬、清掃を担当する人の賃金などの場面で用いられます。
作業時間の割合や生産数量などの基準を使って各製品に配分して計算されるという性質を持ちます。
管理や監督にあたる人数は生産量に比例するとは限らないため、配分の基準によって各製品に乗る原価の見え方が変わってきます。
間接労務費の例文
- ( 1 ) 工場長の給料は、特定の製品に結びつかないので間接労務費として扱う。
- ( 2 ) 間接労務費は、生産数量の比率に応じて各製品に配分している。
- ( 3 ) 清掃や運搬にかかる人件費も、積み重なると間接労務費として無視できない。
- ( 4 ) 監督者の残業が増えた月は、間接労務費もあわせて増加した。
間接労務費の会話例
直接労務費と間接労務費の違いまとめ
直接労務費と間接労務費の違いは、特定の製品の作業にかかった時間や賃金をはっきり計算できるかどうかにあります。
直接労務費は組み立て作業員のように作業時間と製品の対応関係がはっきりしている人の賃金であるのに対し、間接労務費は検査や運搬、現場の監督といった複数の製品に共通する作業にかかる賃金や給料です。
作業時間を製品ごとに記録できる場合は「直接労務費」、生産数量などの基準で配分する場合は「間接労務費」と区別されます。
直接労務費と間接労務費の読み方
- 直接労務費(ひらがな):ちょくせつろうむひ
- 直接労務費(ローマ字):chokusetsuroumuhi
- 間接労務費(ひらがな):かんせつろうむひ
- 間接労務費(ローマ字):kansetsuroumuhi