【市場】と【商圏】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
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市場と商圏の分かりやすい違い
市場と商圏の違いは、需要全体を指すか、店が見込める地理的範囲を指すかという着眼点にあります。
市場は、ある商品やサービスを売り買いする場や、その全体の規模を指します。
商圏は、特定の店舗や事業が実際にお客さんを見込める地理的な範囲を指します。
市場とは?
市場とは、ある商品やサービスを売り買いする場や、その取引の総量・規模のことです。
「自動車市場」「健康食品の市場」のように、特定の分野の需給を指して用いられます。
具体的な場所というより、需要のある領域を抽象的にとらえた概念という性質を持ちます。
なお、物理的な取引場所を指す「いちば」という読み方もありますが、規模を語る文脈では「しじょう」と読むのが一般的です。
市場の例文
- ( 1 ) 高齢化が進み、介護関連の市場は今後も伸びると見られている。
- ( 2 ) 国内市場が縮むなか、海外に活路を求める企業が増えた。
- ( 3 ) この商品はニッチな市場向けで、客は少ないが熱心だ。
- ( 4 ) 市場の規模を見誤ると、過剰な生産で在庫を抱えてしまう。
市場の会話例
うちの新サービス、市場としての伸びる余地はあると思う。
まず市場の大きさを見ましょう。需要のある領域がどれだけ広いかですね。
高齢者向けだから、人口を考えると悪くないはずだよ。
ええ、その分野の市場が拡大しているなら、参入の価値はありそうです。
商圏とは?
商圏とは、ある店舗や事業が現実にお客さんを見込める地理的な範囲のことです。
駅前のカフェなら徒歩圏、郊外の大型店なら車で来られる範囲という形で用いられます。
店の立地や業種によって広がりが変わるという性質を持ちます。
市場が業界全体の需要の広がりを指すのに対し、商圏はより具体的で限定された範囲を指しています。
商圏の例文
- ( 1 ) この店の商圏は、おおむね半径二キロ圏内の住宅地だ。
- ( 2 ) 近所に競合店ができて、うちの商圏の客が分散してしまった。
- ( 3 ) ロードサイド店は商圏が広く、車で遠方から来る客も多い。
- ( 4 ) チラシは商圏内の世帯に絞って配ると、無駄が少ない。
商圏の会話例
市場は伸びてるのに、うちの店の商圏では客が増えないんだ。
それは市場の話と、お店の商圏の話を分けて考えた方がいいですね。
どう違うの。
市場は業界全体の需要、商圏はこの店の足元で来てもらえるエリアです。
市場と商圏の違いまとめ
市場と商圏の違いは、需要全体を指すか、店が見込める地理的範囲を指すかという着眼点にあります。
市場は業界単位で需給や取引規模をとらえる広い言葉であるのに対し、商圏は特定の店舗が見込めるエリアを指す具体的な言葉です。
「介護市場」のような業界全体を示す市場と、「この店の商圏」のような足元のエリアを示す商圏は、はっきりと区別されます。
市場と商圏の読み方
- 市場(ひらがな):しじょう
- 市場(ローマ字):shijou
- 商圏(ひらがな):しょうけん
- 商圏(ローマ字):shouken