【製造原価】と【総原価】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
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製造原価と総原価の分かりやすい違い
製造原価と総原価の違いは、「工場でかかった費用」と「販売・管理まで含めた費用」にあります。
製造原価は、工場で製品を作るためにかかった費用の合計で、材料費・労務費・経費から成り立ちます。
総原価は、製造原価に販売費や一般管理費を加えた、より広い範囲の原価です。
製造原価とは?
製造原価とは、一定の期間に製品を作るために工場でかかった費用の合計のことです。
材料費、労務費、経費という三つの要素を合計して用いられます。
商品を売るための費用や本社の管理費用は含まないという性質を持ちます。
製品一個あたりの製造原価を求めれば、価格設定の目安にもなります。
製造原価の例文
- ( 1 ) 見積書を作る前に、まず製造原価を細かく積算した。
- ( 2 ) 材料の仕入れ値が上がり、製造原価が前月より膨らんだ。
- ( 3 ) 製造原価だけを見れば黒字だが、そこから先の費用も考える必要がある。
- ( 4 ) 製造原価に含まれるのは、あくまで工場でかかった費用だけだ。
製造原価の会話例
うちの製品、製造原価を材料費だけで見ると安く見えるんですが。
材料費だけでなく、労務費と経費も合わせた製造原価で見る必要がありますよ。
労務費というのは、工場で働く人たちの給料のことですか。
はい、それに機械の減価償却費などの経費を足して製造原価が求まります。
総原価とは?
総原価とは、製造原価に販売費と一般管理費を加えた、原価の中でもっとも範囲が広い金額のことです。
広告宣伝費や発送費、経理部門の人件費なども含めて用いられます。
製品を作るだけでなく、売って会社を動かすまでの費用全体を表すという性質を持ちます。
販売価格が総原価を下回ったまま取引を続けると、売るほど損失が積み上がることになります。
総原価の例文
- ( 1 ) 販売価格を決める会議で、総原価を基準にした案が出された。
- ( 2 ) 総原価には、工場でかかる費用だけでなく本社の管理費も入っている。
- ( 3 ) 広告費をかけすぎると、総原価が想定より膨らんでしまう。
- ( 4 ) この価格では総原価をまかなえず、赤字になると指摘された。
総原価の会話例
この商品、総原価を意識せずに値付けしている気がします。
製造原価だけでなく、販売費や一般管理費を含めた総原価で考えてみましょう。
総原価には工場以外でかかった費用も入るのですか。
はい、広告費や本社の人件費なども総原価に含まれます。
製造原価と総原価の違いまとめ
製造原価と総原価の違いは、原価に含まれる費用の範囲にあります。
製造原価が材料費・労務費・経費など工場でかかった費用だけを対象にするのに対し、総原価はそこに販売費と一般管理費を加えるため、製造原価だけを見ていると販売や管理の費用を見落としやすくなります。
「工場での費用」を表すのが製造原価、「販売・管理まで含めた費用」を表すのが総原価と区別されます。
製造原価と総原価の読み方
- 製造原価(ひらがな):せいぞうげんか
- 製造原価(ローマ字):seizougenka
- 総原価(ひらがな):そうげんか
- 総原価(ローマ字):sougenka