【福利厚生費】と【法定福利費】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
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福利厚生費と法定福利費の分かりやすい違い
福利厚生費と法定福利費の違いは、支払いが会社の義務かどうかにあります。
福利厚生費は、社員食堂の運営や社員旅行、資格取得支援など、会社が任意に判断して支出する費用です。
法定福利費は、健康保険料や厚生年金保険料など、法律で会社に負担が義務づけられている社会保険料の費用です。
福利厚生費とは?
福利厚生費とは、経理の上で、社員の健康や慰安、生活支援などのために会社が任意の判断で支出する費用のことです。
社宅や寮の提供、健康診断、慶弔見舞金、レクリエーション費用など幅広い項目が対象となり、多くの企業で用いられます。
全社員を対象とした妥当な内容であれば、社員の給与として課税されないという性質を持ちます。
ただし、特定の役員だけを対象とする場合は、福利厚生費ではなく給与として扱われる点に注意が必要です。
福利厚生費の例文
- ( 1 ) 社員の健康診断の補助を、来期の福利厚生費に新たに追加する。
- ( 2 ) 福利厚生費は、社員食堂の運営など会社が任意に決める費用だ。
- ( 3 ) 社員旅行の予算超過で、福利厚生費の見直しを迫られた。
- ( 4 ) 税務調査で、福利厚生費の対象範囲を細かく確認された。
福利厚生費の会話例
福利厚生費が予算を超えていますが、どの項目を見直すべきですか。
社員旅行や忘年会の費用が大きいので、実施方法から見直しましょう。
福利厚生費として認められるために、税務上の注意点はありますか。
全社員が公平に使える制度にしないと、給与とみなされる恐れがあります。
法定福利費とは?
法定福利費とは、法律によって会社が負担を義務づけられている社会保険料などの費用のことです。
健康保険料や厚生年金保険料、雇用保険料などの会社負担分が該当し、それを経理で計上する場面で用いられます。
給与総額に連動して増減し、人件費に応じて負担額が変わるという性質を持ちます。
建設業では、下請契約で法定福利費を内訳明示することが推進され、適正な価格転嫁による社会保険加入の促進が図られています。
法定福利費の例文
- ( 1 ) 見積書に、下請の法定福利費を別枠で明示するよう求められた。
- ( 2 ) 法定福利費は、健康保険料など会社に負担が義務づけられた費用だ。
- ( 3 ) 保険料率の引き上げで、法定福利費が来期は増える見込みだ。
- ( 4 ) 新規採用者の分も含めて、法定福利費を予算に計上した。
法定福利費の会話例
法定福利費の会社負担を、少しでも軽くする方法はありますか。
法律に基づいて決まる料率なので削減はできませんが、残業を減らせば総額は抑えられます。
建設業では、法定福利費を別枠で示す仕組みがあると聞きました。
元請への見積りで内訳を明示し、適正な保険加入を促す狙いです。
福利厚生費と法定福利費の違いまとめ
福利厚生費と法定福利費の違いは、経営判断で金額を調整できるかどうかにあります。
法定福利費は法律上の義務で削減の余地が乏しいのに対し、福利厚生費は会社の判断で柔軟に見直すことができます。
義務として必ず負担するなら「法定福利費」、会社が任意に設計するなら「福利厚生費」と区別されます。
福利厚生費と法定福利費の読み方
- 福利厚生費(ひらがな):ふくりこうせいひ
- 福利厚生費(ローマ字):fukurikouseihi
- 法定福利費(ひらがな):ほうていふくりひ
- 法定福利費(ローマ字):houteifukurihi