【自分】と【自分自身】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

自分と自分自身の分かりやすい違い
自分は、話し手を指す最も一般的な一人称代名詞です。「自分は学生です」「自分で決める」のように、日常会話で普通に使う基本的な言葉です。
自分自身は、自分を強調した表現です。「自分自身を見つめ直す」「自分自身の問題」のように、特に自分であることを強調したり、内面的なことを表現したりする時に使います。
自分は普通の表現、自分自身は強調表現という違いがあります。
自分とは?
自分とは、話し手や書き手が自らを指す一人称代名詞で、「私」「僕」と同じような働きをします。日本語の中でも特に使用頻度が高い基本的な言葉で、性別や年齢を問わず使える便利な表現です。
「自分で考える」「自分の意見」「自分らしく」など、様々な形で使われ、主語としても目的語としても機能します。関西地方では二人称(あなた)の意味で使われることもあり、地域による違いもある興味深い言葉です。
謙虚さやニュートラルな印象を与えるため、ビジネスシーンでも使いやすく、「私」より堅くなく、「僕」より子供っぽくない、バランスの取れた一人称として幅広い場面で活用されています。
自分の例文
- ( 1 ) 自分は明日から頑張ります。
- ( 2 ) 自分で料理を作るのが好きです。
- ( 3 ) 自分の判断で決めました。
- ( 4 ) 自分が悪かったと反省しています。
- ( 5 ) 自分らしく生きることが大切です。
- ( 6 ) 自分にできることから始めよう。
自分の会話例
自分自身とは?
自分自身とは、「自分」を重ねて強調した表現で、他の誰でもない自分そのもの、本当の自分、内なる自分を指します。単なる「自分」よりも、より深い意味や強い意識を込めて使われます。
「自分自身と向き合う」「自分自身を大切にする」「自分自身の力で」など、内省的な文脈や、自己責任、自己実現などを表現する際によく使われます。哲学的、心理学的な文脈でも頻繁に登場し、アイデンティティや自己認識に関わる表現です。
また、「他人ではなく自分が」という対比的な意味を強調する場合にも使われ、当事者意識や主体性を表現する効果があります。自己啓発やカウンセリングの場面でも重要なキーワードとなっています。
自分自身の例文
- ( 1 ) 自分自身を見つめ直す時間が必要です。
- ( 2 ) 自分自身の限界に挑戦したい。
- ( 3 ) 自分自身を信じることが成功への第一歩です。
- ( 4 ) 自分自身と向き合うのは勇気がいります。
- ( 5 ) 自分自身の価値を認めることから始めましょう。
- ( 6 ) 他人と比べず、自分自身のペースで進もう。
自分自身の会話例
自分と自分自身の違いまとめ
自分は日常的に使う基本的な一人称代名詞で、「私」や「僕」と同じように自然に使えます。特別な強調や深い意味はなく、普通に自らを指す言葉です。
自分自身は自分を強調・強化した表現で、内省的な意味や他との区別を明確にしたい時に使います。「本当の自分」「内なる自分」というニュアンスを含み、より深い意味を持ちます。
簡単に言えば、自分は「普通に私」、自分自身は「まさに私そのもの」という違いで、強調したい度合いによって使い分けます。
自分と自分自身の読み方
- 自分(ひらがな):じぶん
- 自分(ローマ字):jibunn
- 自分自身(ひらがな):じぶんじしん
- 自分自身(ローマ字):jibunnjishinn