【突風】と【旋風】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
突風と旋風の分かりやすい違い
突風と旋風の違いは、風の吹き方にあります。突風(とっぷう)は急に強く吹く風のことで、一定方向から瞬間的に吹いてきます。台風や低気圧、建物の間などで発生し、看板を飛ばしたり、傘を壊したりします。
旋風(せんぷう)は渦を巻きながら移動する風で、つむじ風とも呼ばれます。グラウンドで砂を巻き上げながら移動する小さなものから、竜巻のような大きなものまであります。
突風は直線的な強風、旋風は回転する風という動きの違いがあり、被害の出方も異なります。
突風とは?
突風は、急激に風速が増加する現象で、短時間(数秒から数分)継続する強い風を指します。気象学的には、瞬間風速が急に強まり、平均風速を大きく上回る風と定義されます。前線の通過時、積乱雲の下降気流(ダウンバースト)、建物による風の収束、地形効果などが原因で発生します。台風接近時には特に強い突風が吹きやすく、最大瞬間風速が40m/sを超えることもあります。
突風による被害は多岐にわたり、屋根瓦や看板の飛散、樹木の倒壊、建設現場の足場崩壊、交通機関の運行障害などがあります。特に高所作業や屋外イベントでは重大事故につながる危険があります。気象庁では竜巻注意情報に含めて突風への注意を呼びかけています。
日常生活では、ビル風も突風の一種で、高層ビルの周辺で風が強まる現象です。傘が壊れる、自転車が倒れる、歩行困難になるなどの影響があります。
突風の例文
- ( 1 ) 駅前で突風にあおられて転びそうになりました。
- ( 2 ) 突風で工事現場の資材が飛散しました。
- ( 3 ) 台風による突風で停電が発生しています。
- ( 4 ) 突風に備えて物を室内に片付けました。
- ( 5 ) ビル街の突風で傘が壊れてしまいました。
- ( 6 ) 突風により電車が一時運転を見合わせました。
突風の会話例
旋風とは?
旋風は、地表付近で発生する小規模な渦巻き状の風で、回転しながら移動する特徴があります。日本ではつむじ風、塵旋風(じんせんぷう)とも呼ばれ、晴れた日の午後、地表が強く熱せられた時に発生しやすいです。運動場や駐車場、畑などの開けた場所でよく見られ、砂や落ち葉、ゴミなどを巻き上げながら数十メートルから数百メートル移動して消滅します。
旋風の規模は様々で、直径数メートルの小さなものから、まれに直径100メートルを超えるものまであります。小規模な旋風はdust devil(砂塵悪魔)とも呼ばれ、被害はほとんどありませんが、テントや簡易建造物を巻き上げることがあります。大規模なものは竜巻に分類され、甚大な被害をもたらす可能性があります。
スポーツの世界では旋風を巻き起こすという比喩表現で、予想外の活躍をすることを表現します。
旋風の例文
- ( 1 ) 校庭で小さな旋風が発生していました。
- ( 2 ) 旋風が落ち葉を巻き上げて移動しています。
- ( 3 ) 農作業中に旋風に遭遇しました。
- ( 4 ) 旋風がテントを巻き上げてしまいました。
- ( 5 ) つむじ風のような旋風を初めて見ました。
- ( 6 ) あのチームが旋風を巻き起こしています。
旋風の会話例
突風と旋風の違いまとめ
突風と旋風は、どちらも強い風ですが、風の構造と動きが根本的に異なります。突風は水平方向の直線的な風で、ある方向から急激に吹いてきます。一過性で、通り過ぎれば収まります。予測が困難で、急に発生するため対策が取りにくいという特徴があります。
旋風は垂直軸を中心に回転する風で、渦巻き状の構造を持ちます。目で見て確認できることが多く、移動経路もある程度予測できます。小規模なものは珍しくない自然現象で、子どもたちが追いかけて遊ぶこともあります。
被害の面では、突風は広範囲に一様な被害を与えるのに対し、旋風は経路に沿った局所的な被害となります。気象予報では、突風は強風注意報、暴風警報で注意喚起され、大規模な旋風(竜巻)は竜巻注意情報で警戒を呼びかけます。日常生活では突風の方が遭遇する機会が多く、より注意が必要です。
突風と旋風の読み方
- 突風(ひらがな):とっぷう
- 突風(ローマ字):toppuu
- 旋風(ひらがな):せんぷう
- 旋風(ローマ字):sennpuu