【使用】と【利用】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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使用と利用の分かりやすい違い

使用と利用はどちらも使うことですが、ニュアンスが違います。

使用は「道具を使用する」「トイレを使用する」のように、物をそのまま使うことです。利用は「図書館を利用する」「制度を利用する」のように、何かを活用して自分の役に立てることです。

単に使うのが「使用」、活用するのが「利用」という違いがあります。

使用とは?

使用とは、物や道具、設備などを本来の目的通りに使うことを指します。

「機械を使用する」「使用方法」「使用済み」など、具体的な物を操作したり動かしたりする行為を表します。取扱説明書には「使用上の注意」が記載され、正しく安全に使うことが求められます。使用には所有権は関係なく、借りた物でも使用できます。

日常生活から専門分野まで、最も基本的で一般的な「使う」という行為を表す言葉です。

使用の例文

  • ( 1 ) このペンを使用してください。
  • ( 2 ) 駐車場の使用は有料です。
  • ( 3 ) 薬品の使用には注意が必要だ。
  • ( 4 ) 使用期限を確認してから開封する。
  • ( 5 ) 長期間使用していない機器は点検する。
  • ( 6 ) エレベーターは使用禁止になっている。

使用の会話例

この機械の使用方法分かる?
説明書を見れば使用方法が書いてあるよ。
初めて使用するから不安だな。
最初は慎重に使用すれば大丈夫。
使用上の注意も確認した方がいい?
そうだね、安全に使用するために大切だよ。

利用とは?

利用とは、物事やサービス、制度などを自分の目的のために活用することを指します。

「施設を利用する」「サービスを利用する」「機会を利用する」など、単に使うだけでなく、それによって何かを達成したり、便利さを享受したりすることを含みます。公共のものやシステムに対して使われることが多く、「利用者」「利用料金」など派生語も豊富です。

積極的に活用するという意味合いが強く、賢く使うというニュアンスも含まれています。

利用の例文

  • ( 1 ) 図書館を利用して勉強する。
  • ( 2 ) 割引制度を上手く利用する。
  • ( 3 ) 公共交通機関を利用して通勤する。
  • ( 4 ) インターネットを利用して情報を集める。
  • ( 5 ) この機会を利用してスキルアップする。
  • ( 6 ) 施設の利用には予約が必要です。

利用の会話例

新しいサービスを利用してみた?
うん、とても便利で利用価値が高いよ。
どんなふうに利用してるの?
仕事の効率化に利用してる。
私も利用してみようかな。
ぜひ利用してみて!きっと役立つよ。

使用と利用の違いまとめ

使用は物や道具を本来の目的通りに使う単純な行為を表します。

一方、利用は何かを活用して自分の目的を達成する、より積極的な行為を表します。

道具なら「使用」、サービスなら「利用」というように、対象と目的で使い分けます。

使用と利用の読み方

  • 使用(ひらがな):しよう
  • 使用(ローマ字):shiyou
  • 利用(ひらがな):りよう
  • 利用(ローマ字):riyou
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