【空気】と【気体】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

空気と気体の分かりやすい違い
空気は、私たちが呼吸している地球の大気のことです。「空気がきれい」「空気を入れ替える」のように、身の回りにある目に見えない気体の混合物を指します。また「場の空気」のように雰囲気の意味でも使います。
気体は、物質の状態の一つで、固体・液体と並ぶ三態の一つです。「水蒸気は気体」「気体になる」のように、物質が気体の状態であることを表す科学的な用語です。
空気は具体的な物質名、気体は物質の状態名という違いがあります。
空気とは?
空気とは、地球の大気を構成する無色透明の混合気体で、主に窒素(約78%)と酸素(約21%)から成り、その他にアルゴンや二酸化炭素などを含みます。私たちが生きるために必要不可欠な、呼吸に使う気体です。
日常生活では「空気を読む」「空気が重い」など、その場の雰囲気や気配を表す比喩的な意味でも使われます。また、「空気圧」「空気清浄機」など、様々な複合語にも使われる身近な言葉です。
地球上のどこにでも存在し、目には見えませんが、風として感じたり、呼吸で体内に取り込んだりして、常に私たちの生活と密接に関わっています。きれいな空気は健康にとって重要で、環境問題とも深く関係しています。
空気の例文
- ( 1 ) 部屋の空気を入れ替えましょう。
- ( 2 ) 山の空気はとてもきれいです。
- ( 3 ) 空気が乾燥しているので加湿器をつけました。
- ( 4 ) 会議室の空気が重くなってきた。
- ( 5 ) 空気を読んで発言のタイミングを計りました。
- ( 6 ) ボールに空気を入れてください。
空気の会話例
気体とは?
気体とは、物質の三つの基本的な状態(固体・液体・気体)の一つで、一定の形や体積を持たず、容器全体に広がる性質を持つ状態を指します。分子が自由に動き回り、互いの距離が離れている状態です。
水が100度で水蒸気になるように、多くの物質は温度や圧力の変化によって気体になります。酸素、窒素、二酸化炭素、ヘリウムなど、常温で気体の物質もあれば、加熱により気体になる物質もあります。
科学の授業でよく扱われる概念で、「気体の性質」「気体の法則」など、物理や化学の基礎として重要です。目に見えないため実感しにくいですが、私たちの周りには様々な気体が存在し、生活に欠かせない役割を果たしています。
気体の例文
- ( 1 ) 水は100度で気体になります。
- ( 2 ) 酸素は常温で気体の状態です。
- ( 3 ) 固体、液体、気体の三態について学習しました。
- ( 4 ) 気体は容器の形に合わせて広がります。
- ( 5 ) ドライアイスは固体から直接気体になります。
- ( 6 ) 気体の分子は自由に動き回っています。
気体の会話例
空気と気体の違いまとめ
空気は地球の大気を指す具体的な物質名で、窒素と酸素を主成分とする混合気体です。呼吸や天気、場の雰囲気など、日常的な文脈で使われます。
気体は物質の状態を表す科学用語で、固体・液体と並ぶ三態の一つです。特定の物質を指すのではなく、形や体積が定まらない状態を表します。
簡単に言えば、空気は「私たちが吸っているもの」、気体は「物質の状態の名前」という違いで、空気は気体の一例といえます。
空気と気体の読み方
- 空気(ひらがな):くうき
- 空気(ローマ字):kuuki
- 気体(ひらがな):きたい
- 気体(ローマ字):kitai