【希望休】と【有給】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

希望休と有給の分かりやすい違い
希望休と有給は、どちらも仕事を休むことに関する言葉ですが、性質が全く異なります。
希望休は休みたい日の希望申請、有給は法的に保証された有給休暇です。
「希望休」を出しても却下される可能性があり、「有給」は原則として取得できます。
希望休とは?
希望休とは、シフト制の職場などで、休みたい日を事前に希望として申請することです。あくまで「希望」なので、必ず休めるとは限らず、職場の状況や他の従業員との調整により、希望が通らないこともあります。主に飲食店、小売業、医療・介護施設など、シフト勤務の職場で使われる言葉です。
「希望休を出す」「希望休が通った」「来月の希望休の締切」など、シフト作成前の休み希望を表現します。職場によってルールが異なります。
シフト制の職場、月末のシフト希望提出、プライベートの予定調整など、勤務日を調整する場面で使われる実務的な表現です。
希望休の例文
- ( 1 ) 来月の希望休を提出してください。
- ( 2 ) 希望休が重なったので調整が必要だ。
- ( 3 ) 希望休は3日まで出せます。
- ( 4 ) 今月は希望休が通らなかった。
- ( 5 ) 希望休の締切は毎月20日です。
- ( 6 ) みんなの希望休を見てシフトを組む。
希望休の会話例
「来月休みたい日ある?」
「希望休を2日出そうと思う」
「休み取れた?」
「希望休が通ったよ」
「シフト希望は?」
「希望休を出し忘れた」
有給とは?
有給(有給休暇)とは、労働基準法で定められた、給料をもらいながら休める休暇のことです。正社員は入社6か月後から年10日以上付与され、勤続年数に応じて増加します。労働者の権利として法的に保証されており、原則として会社は取得を拒否できません。2019年からは年5日の取得が義務化されています。
「有給を取る」「有給消化」「有給残日数」など、労働者の権利として休暇を取ることを表現します。正式には有給休暇といいます。
体調不良時の休み、旅行、家族の用事など、給料を減らされることなく休める場面で使われる重要な労働者の権利です。
有給の例文
- ( 1 ) 明日は有給を取って休みます。
- ( 2 ) 有給が20日も残っている。
- ( 3 ) 体調不良なので有給を使います。
- ( 4 ) 有給消化のため来週休みます。
- ( 5 ) 有給は労働者の権利です。
- ( 6 ) 年5日は必ず有給を取らなければならない。
有給の会話例
「明日来れる?」
「有給取ってるから無理」
「旅行行くの?」
「有給使って行ってくる」
「休んでいい?」
「有給なら問題ないよ」
希望休と有給の違いまとめ
希望休は休み希望の申請、有給は法的に保証された有給休暇です。
希望休は必ず取れるとは限らず、有給は労働者の権利として取得できます。
シフト調整には希望休、確実に休みたい時は有給を使い分けましょう。
希望休と有給の読み方
- 希望休(ひらがな):きぼうきゅう
- 希望休(ローマ字):kiboukyuu
- 有給(ひらがな):ゆうきゅう
- 有給(ローマ字):yuukyuu