【定額法】と【定率法】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
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定額法と定率法の分かりやすい違い
定額法と定率法の違いは、「毎年同じ額を費用にする償却」と「初年ほど多く費用にする償却」にあります。
定額法は、固定資産の費用を耐用年数にわたって毎年均等に計上します。
定率法は、固定資産の帳簿価額に一定の償却率を掛けて、初年ほど多く費用計上します。
定額法とは?
定額法とは、固定資産の取得価額を、耐用年数で均等に配分することです。
毎期の償却費が一定のため、利益計画を立てやすい会計処理として用いられます。
毎期の償却費が同じ額になるため、期ごとの利益を比べやすいという性質を持ちます。
特に、長い期間にわたって使われる資産の費用を、毎期均等に負担させたい場合に向いています。
定額法の例文
- ( 1 ) 新社屋の減価償却は定額法とし、長期間にわたって均等に費用化する。
- ( 2 ) 定額法を使えば、毎期の償却費が一定で利益計画を立てやすい。
- ( 3 ) 国際会計基準への対応で、主要な資産を定額法に統一した。
- ( 4 ) 定額法による償却は、設備投資の年でも利益の振れを抑えられる。
定額法の会話例
なぜ建物の償却には定額法が多いのですか。
税制上、建物は定額法に限られているためです。
定額法は途中で変更できますか。
原則として継続適用が必要で、変更には合理的な理由が要ります。
定率法とは?
定率法とは、固定資産の期首帳簿価額に一定の償却率を乗じて減価償却費を計算することです。
初期に多額の償却費を計上でき、投資回収を早める税務戦略として用いられます。
早い時期に多くの額を費用にでき、償却が進むほど毎年の償却額が減っていくという性質を持ちます。
また、初期の償却費が大きい分キャッシュフローの改善に寄与し、技術革新の速い資産にも向いています。
定率法の例文
- ( 1 ) 生産設備は定率法とし、初期の償却費を多めに計上する。
- ( 2 ) 定率法なら、定額法より早い時期に多くの額を償却できる。
- ( 3 ) 技術の陳腐化が速いIT機器は、定率法で実態に合わせている。
- ( 4 ) 償却の初めのころに定率法から定額法に変えると、当期の償却費が小さくなる。
定率法の会話例
定率法の方が有利だと聞きましたが本当ですか。
初期の節税効果はありますが、償却総額は変わりません。
定率法と定額法は資産ごとに使い分けられますか。
資産の種類によります。建物は1998年の税制改正以降、定額法のみが認められており、機械などの設備では定率法を選べる場合が多いです。
定額法と定率法の違いまとめ
定額法と定率法の違いは、費用を配分するタイミングにあります。
定額法は毎期一定の費用計上で利益計画を立てやすいのに対し、定率法は初期に多く償却し節税効果が期待できます。
予測可能性を重視するなら「定額法」、初期の節税効果を重視するなら「定率法」と区別されます。
定額法と定率法の読み方
- 定額法(ひらがな):ていがくほう
- 定額法(ローマ字):teigakuhou
- 定率法(ひらがな):ていりつほう
- 定率法(ローマ字):teiritsuhou