【失業】と【離職】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

失業と離職の分かりやすい違い
失業と離職は、どちらも仕事に関する言葉ですが意味が異なります。
失業は仕事がなく収入が途絶えた状態を表す言葉です。
離職は会社を辞める行為や退職することを表す言葉です。
失業とは?
失業は、労働の意思と能力があるにもかかわらず、仕事に就いていない状態を指します。
失業保険(雇用保険)の受給対象となり、ハローワークでの求職活動が必要となります。
完全失業者は、仕事がなく、仕事を探しており、すぐに就業可能な人と定義されています。
失業の例文
- ( 1 ) コロナ禍の影響で失業率が上昇し、雇用情勢が厳しくなっています。
- ( 2 ) 失業保険の受給要件を満たすため、求職活動実績を記録しています。
- ( 3 ) 失業期間中もスキルアップのための研修を受講し、再就職に備えています。
- ( 4 ) 会社都合による失業の場合、給付制限期間なしで失業手当を受給できます。
- ( 5 ) 失業認定日には必ずハローワークに出向き、求職活動の報告を行います。
- ( 6 ) 長期失業を防ぐため、キャリアカウンセリングを積極的に活用しています。
失業の会話例
失業と離職の関係について教えてください。
離職は退職する行為で、その後仕事が見つからない状態が失業です。離職が失業の前段階となります。
失業手当はいつから受給できますか?
自己都合退職の場合は2ヶ月の給付制限後、会社都合の場合は7日間の待期期間後から受給できます。
離職票と離職証明書の違いは何ですか?
離職証明書は会社がハローワークに提出する書類で、離職票はそれを基に発行される本人用の書類です。
離職とは?
離職は、何らかの理由により現在の職場を離れることを意味します。
自己都合退職、会社都合退職、定年退職など様々な形態があり、離職票の発行を受けます。
離職は必ずしも失業を意味せず、転職や起業、進学など次のステップに進む場合もあります。
離職の例文
- ( 1 ) 離職率の上昇を受けて、従業員の定着率向上策を検討しています。
- ( 2 ) 離職票は退職後10日以内に発行することが法律で定められています。
- ( 3 ) 若手社員の離職を防ぐため、メンター制度を導入しました。
- ( 4 ) 離職者へのヒアリングを実施し、職場環境の改善に活かしています。
- ( 5 ) 離職証明書の記載内容は、失業給付の金額に影響するため正確に作成します。
- ( 6 ) 円満な離職のため、十分な引き継ぎ期間を設けることが重要です。
離職の会話例
失業認定を受けるための条件を教えてください。
働く意思と能力があり、求職活動を行っているが就職できない状態であることが条件です。
離職率を下げるにはどうすればよいですか?
労働条件の改善、キャリア支援、コミュニケーション強化、福利厚生の充実などが効果的です。
失業期間が長引いた場合の対策はありますか?
職業訓練の受講、資格取得、キャリアチェンジの検討、就職支援サービスの活用などがあります。
失業と離職の違いまとめ
失業は無職の状態、離職は退職の行為という違いがあります。
離職しても次の仕事がすぐ決まれば失業にはなりません。
失業給付を受けるには離職後にハローワークで失業認定を受ける必要があります。
失業と離職の読み方
- 失業(ひらがな):しつぎょう
- 失業(ローマ字):shitsugyou
- 離職(ひらがな):りしょく
- 離職(ローマ字):rishoku