【ニッケル水素】と【ニカド】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
ニッケル水素とニカドの分かりやすい違い
ニッケル水素とニカドは、どちらも充電して繰り返し使える電池の種類です。公称電圧はどちらも1本1.2ボルトですが、中の材料が違います。ニカドはカドミウムという有害な金属を使い、ニッケル水素は使いません。同じ大きさならためられる電気の量はニッケル水素のほうが多いとされ、いまの家庭用充電池はこちらが主流です。ニカドは電動工具など、大きな電流を流す用途で使われてきました。処分するときの決まりも違うので、確認してから捨てましょう。
ニッケル水素とは?
ニッケル水素電池は、負極に水素を取り込む合金を使った充電池で、NiMHとも表記される。公称電圧は1本あたり1.2ボルト。単3・単4など乾電池と同じ形で売られていることが多く、いま家庭で使う充電池といえばこの種類を指すことが多い。カドミウムのような規制の厳しい重金属を使わないため扱いやすく、同じ大きさで比べるとためられる電気の量はニカドより多いとされる。リモコン、ゲームのコントローラー、電動歯ブラシ、ラジコンなど用途は幅広い。使い切らないうちに継ぎ足して充電しても大きな問題が出にくい製品が増えているが、長く置くと自然に減っていくため、久しぶりに使うときは充電してからにしたい。充電器は対応する種類のものを使い、乾電池を入れて充電しようとしてはならない。
ニッケル水素の例文
- ( 1 ) 家の充電池はすべてニッケル水素にそろえ、充電器も1台にまとめた。
- ( 2 ) ニッケル水素電池は乾電池と同じ単3の形なので、そのままリモコンにも入る。
- ( 3 ) ニッケル水素の公称電圧は1本1.2ボルトで、乾電池より少し低い。
- ( 4 ) 久しぶりに取り出したニッケル水素電池は、自然に減っていたので充電してから使った。
- ( 5 ) カドミウムを使わないニッケル水素は、処分の決まりも比較的わかりやすい。
- ( 6 ) 充電池の売り場をのぞくと、単3のほとんどがニッケル水素だった。
ニッケル水素の会話例
ニカドとは?
ニカド電池は、正式にはニッケルカドミウム電池といい、負極にカドミウムを使う充電池である。NiCdとも表記され、公称電圧はニッケル水素と同じ1本1.2ボルト。一気に大きな電流を流す用途や、寒い場所での動作に強いとされ、電動工具や一部の業務用機器で長く使われてきた。一方でカドミウムは人体や環境への影響が問題となる金属で、取り扱いや廃棄には決まりがある。使い切らないうちに充電を繰り返すと、実際より容量が減ったように感じる「メモリー効果」が出やすいとも言われる。こうした事情から、家庭向けの汎用充電池はニッケル水素などに置き換わってきた。いま新しく選ぶ場面は限られ、古い機器から出てきたものをどうするか、という形で目にすることが多い。捨てるときは電池の回収に出す。
ニカドの例文
- ( 1 ) 古い電動ドライバーには、ニカドの電池パックが入っていた。
- ( 2 ) ニカドはカドミウムを含むため、捨てるときは回収に出す必要がある。
- ( 3 ) 寒い現場ではニカドのほうが力が落ちにくいと言われてきた。
- ( 4 ) ニカド電池は使い切らずに充電を続けると、もちが悪くなったように感じることがある。
- ( 5 ) 家庭用の充電池売り場で、ニカドを見かけることは少なくなった。
- ( 6 ) 古い機器の説明書には、ニカド電池を使うようにと書かれていた。
ニカドの会話例
ニッケル水素とニカドの違いまとめ
ニッケル水素とニカドは、どちらも充電して繰り返し使える電池で、公称電圧も1本1.2ボルトと同じである。分かれるのは中身の材料と、そこから来る性格だ。ニカドは負極にカドミウムを使い、大きな電流や寒さに強いとされて電動工具などで使われてきたが、カドミウムは環境や人体への影響が問題となる金属で、廃棄には決まりがある。ニッケル水素はカドミウムを使わず、同じ大きさならためられる電気の量が多いとされ、家庭用の単3・単4充電池はこちらが主流だ。いま買うならニッケル水素、古い機器から出てきたニカドは無理に使わず回収に出す、と押さえておけばよい。
ニッケル水素とニカドの読み方
- ニッケル水素(ひらがな):にっけるすいそ
- ニッケル水素(ローマ字):nikkerusuiso
- ニカド(ひらがな):にかど
- ニカド(ローマ字):nikado