【一株利益】と【一株純資産】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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一株利益と一株純資産の分かりやすい違い

一株利益と一株純資産は、どちらも1株当たりの価値を示す指標ですが、内容が異なります。一株利益は1株当たりの利益(もうけ)で毎年変わり、一株純資産は1株当たりの財産価値で比較的安定しています。

例えると、一株利益は年収、一株純資産は貯金残高のような関係です。

投資判断では両方の指標を見ることが大切です。

一株利益とは?

一株利益とは、企業の当期純利益を発行済株式数で割った値で、1株当たりどれだけの利益を生み出したかを示す指標です。EPS(Earnings Per Share)とも呼ばれ、企業の収益力を測る最も基本的な指標の一つです。

株価との比較でPER(株価収益率)の計算にも使用されます。一株利益は企業業績に応じて毎期変動し、成長企業では年々増加する傾向があります。

投資家は一株利益の推移や予想値を重視し、株価形成の重要な要因となります。配当可能利益の源泉でもあり、配当政策の基礎となる指標です。

一株利益の例文

  • ( 1 ) 今期の一株利益は150円で、前期比20%の増益となりました。
  • ( 2 ) 一株利益の3年平均成長率は15%で、安定的な収益拡大を実現しています。
  • ( 3 ) 一株利益予想を上方修正し、通期で200円を見込んでいます。
  • ( 4 ) 配当性向30%を維持し、一株利益の成長に応じて増配を継続します。
  • ( 5 ) 一株利益100円達成により、目標株価3,000円が現実的になりました。
  • ( 6 ) セグメント別の一株利益貢献度を分析し、事業戦略を見直します。

一株利益の会話例

一株利益の予想はどのように行うのですか?
売上高予想に利益率を掛け、発行済株式数で割って算出します。
一株利益と配当の関係を教えてください。
一株利益の一部が配当として支払われ、残りは内部留保となります。
なぜ一株利益が重要なのですか?
企業の収益力を端的に示し、株価形成の基礎となる指標だからです。

一株純資産とは?

一株純資産とは、企業の純資産(資産-負債)を発行済株式数で割った値で、1株当たりの解散価値を示す指標です。BPS(Book-value Per Share)とも呼ばれ、企業の財務的な安定性や資産の厚みを表します。

株価との比較でPBR(株価純資産倍率)の計算に使用されます。一株純資産は利益の蓄積により徐々に増加し、一株利益に比べて安定的に推移します。

理論的には企業が解散した場合に株主が受け取れる金額を示し、株価の下値支持線として機能することもあります。

一株純資産の例文

  • ( 1 ) 一株純資産は2,000円で、株価の下値支持線として機能しています。
  • ( 2 ) 自己株式取得により、一株純資産が5%増加しました。
  • ( 3 ) 一株純資産の継続的な増加により、企業価値の向上を実現しています。
  • ( 4 ) PBR1倍割れは、一株純資産を下回る株価であることを示しています。
  • ( 5 ) 内部留保の充実により、一株純資産は年率8%で成長しています。
  • ( 6 ) 一株純資産をベースとした企業価値評価を重視する投資家が増えています。

一株純資産の会話例

一株純資産が株価を上回る意味は?
市場が企業価値を低く評価している可能性があり、割安株の可能性があります。
一株純資産はどのように増えますか?
毎期の利益の内部留保により増加し、配当や自己株式取得で減少します。
PBR1倍割れ企業への投資は有利ですか?
理論的には割安ですが、成長性が低い場合もあるため総合的な判断が必要です。

一株利益と一株純資産の違いまとめ

一株利益は収益力を示すフロー指標、一株純資産は資産価値を示すストック指標です。一株利益は業績により大きく変動しますが、一株純資産は安定的に推移します。

成長性評価には一株利益、安全性評価には一株純資産を使い、両指標を組み合わせることで企業の総合的な投資価値を判断できます。

一株利益と一株純資産の読み方

  • 一株利益(ひらがな):ひとかぶりえき
  • 一株利益(ローマ字):hitokaburieki
  • 一株純資産(ひらがな):ひとかぶじゅんしさん
  • 一株純資産(ローマ字):hitokabujunnshisann
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