【実働】と【実労】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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実働と実労の分かりやすい違い

実働と実労は、どちらも実際の労働に関する言葉ですが使い方が異なります。

実働は実際に働いた時間数や稼働している人数・設備を表す際に使います。

実労は実際の労働作業や労働の実態そのものを表す際に使います。

実働とは?

実働は、休憩時間を除いた実際の労働時間や、実際に稼働している人員・機械などを表す言葉です。

「実働8時間」のように労働時間を示したり、「実働人員10名」のように稼働人数を示す際に使用されます。

拘束時間から休憩時間を差し引いた正味の労働時間を明確にする場合に用いられます。

実働の例文

  • ( 1 ) 本日の実働時間は、9時から18時の間で休憩1時間を除いた8時間です。
  • ( 2 ) シフト制のため、実働人員は常時15名を確保する体制を整えています。
  • ( 3 ) 実働ベースでの生産性を測定し、業務効率の改善に取り組んでいます。
  • ( 4 ) パートタイマーの実働時間は、週20時間を上限として管理しています。
  • ( 5 ) 工場の実働稼働率は85%で、メンテナンス時間を考慮すると適正水準です。
  • ( 6 ) 実働日数から有給休暇取得率を算出し、働き方改革の指標としています。

実働の会話例

実働時間の計算方法を教えてください。
出社から退社までの時間から、休憩時間を差し引いた時間が実働時間となります。
実働と所定労働時間の違いは何ですか?
所定労働時間は契約上の労働時間で、実働は実際に働いた時間です。残業があれば実働の方が長くなります。
実労という言葉はどんな場面で使いますか?
現場での実際の作業を強調したい時や、理論と実践を対比させる際に使用します。

実労とは?

実労は、実際の労働作業や労働の実態、現場での具体的な作業内容を指す言葉です。

机上の計画や理論に対して、実際の労働現場での作業を強調する際に使用されます。

「実労に従事する」「実労体験」のように、実際の労働行為や経験を表現する場合に用いられます。

実労の例文

  • ( 1 ) 管理職も定期的に実労を経験することで、現場の課題を把握しています。
  • ( 2 ) 実労に基づいた改善提案は、机上の空論より説得力があります。
  • ( 3 ) 新入社員研修では、各部署での実労体験を必須プログラムとしています。
  • ( 4 ) 実労を通じて得られた知見を、業務マニュアルの改訂に反映させています。
  • ( 5 ) 実労現場の声を経営層に届けるため、定期的な意見交換会を開催しています。
  • ( 6 ) 実労に従事する従業員の安全確保を最優先に、設備投資を行っています。

実労の会話例

実働人員の適正な配置はどう決めますか?
業務量、繁忙期、スキルレベル、労働法規を考慮して、必要最小限の人員を算出します。
実労経験がない管理職の問題点は?
現場の実情を理解できず、非現実的な指示や計画を立てる可能性があります。
実働時間と拘束時間の使い分けは?
拘束時間は休憩を含む全時間、実働時間は休憩を除いた労働時間です。給与計算では実働時間を使用します。

実働と実労の違いまとめ

実働は時間や数量の概念、実労は労働の実態や内容という違いがあります。

実働は数値化できる指標、実労は質的な労働の側面を表します。

実働時間の管理と実労の把握は、どちらも労務管理において重要な要素です。

実働と実労の読み方

  • 実働(ひらがな):じつどう
  • 実働(ローマ字):jitsudou
  • 実労(ひらがな):じつろう
  • 実労(ローマ字):jitsurou
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