【EPS】と【BPS】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
EPSとBPSの分かりやすい違い
EPSとBPSは、どちらも1株当たりの価値を示す重要な投資指標ですが、性質が異なります。
EPS(イーピーエス)は1株当たりの利益で毎年の稼ぎを、BPS(ビーピーエス)は1株当たりの純資産で会社の財産価値を表します。
EPSは業績により上下しますが、BPSは比較的安定しています。株式投資では両方の指標を確認することが基本です。
EPSとは?
EPS(Earnings Per Share:一株当たり利益)とは、当期純利益を発行済株式数で除した指標で、1株当たりの収益力を示します。企業分析の最も基本的な指標の一つで、企業の成長性や収益性を評価する際の出発点となります。
PER(株価収益率)の算出にも使用され、株価水準の妥当性判断に不可欠です。EPSの増加率は企業成長の重要なバロメーターで、投資家は過去のEPS推移と将来のEPS予想を重視します。
四半期ごとに発表される決算でEPSが注目され、予想を上回るか下回るかで株価が大きく変動することもあります。
EPSの例文
- ( 1 ) 第3四半期のEPSは45円で、通期予想の達成に向け順調に推移しています。
- ( 2 ) EPSの5年間年率成長率は12%で、持続的な利益成長を実現しています。
- ( 3 ) 今期のEPS予想を180円から200円に上方修正しました。
- ( 4 ) 希薄化後EPSでも150円を確保し、潜在株式の影響は限定的です。
- ( 5 ) 四半期EPSの季節性を分析し、より精緻な業績予想を策定しています。
- ( 6 ) 営業レバレッジ効果により、売上高以上にEPSが成長する局面に入りました。
EPSの会話例
BPSとは?
BPS(Book-value Per Share:一株当たり純資産)とは、純資産を発行済株式数で除した指標で、1株当たりの帳簿上の価値を示します。企業が保有する資産から負債を差し引いた純資産を株主に配分した場合の理論的価値で、企業の財務的な安定性を測る指標です。
BPSは企業の解散価値とも呼ばれ、株価がBPSを下回る場合は理論的に割安とされます。
PBR(株価純資産倍率)の算出に使用され、特にバリュー投資では重要な判断基準となります。利益の内部留保により着実に増加する傾向があります。
BPSの例文
- ( 1 ) BPSは1,800円まで増加し、財務基盤の着実な強化を示しています。
- ( 2 ) PBR0.8倍は、株価がBPSを下回る割安な状態を示唆しています。
- ( 3 ) 過去10年間でBPSは2倍に増加し、企業価値の着実な向上を実現しました。
- ( 4 ) 自己株式消却により、BPSが一株当たり100円増加しました。
- ( 5 ) BPSの成長率は年率7%で、安定的な内部留保の蓄積を反映しています。
- ( 6 ) 有形固定資産の含み益を考慮すると、実質BPSはさらに高くなります。
BPSの会話例
EPSとBPSの違いまとめ
EPSは収益力を示すフロー指標、BPSは資産価値を示すストック指標という根本的な違いがあります。
EPSは変動が大きく成長性評価に、BPSは安定的で安全性評価に適しています。両指標を組み合わせることで、企業の収益性と資産効率を総合的に判断でき、より精度の高い投資判断が可能になります。
EPSとBPSの読み方
- EPS(ひらがな):いーぴーえす
- EPS(ローマ字):i-pi-esu
- BPS(ひらがな):びーぴーえす
- BPS(ローマ字):bi-pi-esu