【一株当たり利益】と【一株当たり配当】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
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一株当たり利益と一株当たり配当の分かりやすい違い
一株当たり利益と一株当たり配当の違いは、「企業が生み出す利益」と「株主へ支払う配当」にあります。
一株当たり利益は、企業が一定期間に生み出した純利益を1株あたりの金額で表したものです。
一株当たり配当は、企業が株主に実際に支払う配当金を1株あたりの金額で示したものです。
一株当たり利益とは?
一株当たり利益とは、企業が一定期間に上げた純利益を、自己株式を除いた期中平均株式数で割って求めた金額のことです。
証券アナリストによる企業評価や、株価水準を判断する指標の算出に用いられます。
基本的EPSと希薄化後EPSの区分があり、潜在株式の影響次第で数値が変わるという性質を持ちます。
また、一時的な特別損益を除いた調整後EPSが、実質的な収益力を判断する材料になります。
一株当たり利益の例文
- ( 1 ) 今期は一株当たり利益が前期を大きく上回り、過去最高を更新した。
- ( 2 ) このアナリストは、一株当たり利益の伸び率を企業評価の中心に置いている。
- ( 3 ) 自社株買いで株数が減れば、一株当たり利益は自然に押し上げられる。
- ( 4 ) 四半期の一株当たり利益が市場予想を下回ると、株価は下落しやすい。
一株当たり利益の会話例
一株当たり利益は増えているのに、配当が増えないのはなぜですか。
成長投資を優先して、利益を内部留保に回しているためと考えられます。
利益と配当、投資ではどちらを重視すべきですか。
投資目的によります。成長重視なら利益、安定収入重視なら配当の継続性を見ます。
一株当たり配当とは?
一株当たり配当とは、企業が株主に支払う年間配当金を、1株あたりの金額に直した数値のことです。
配当利回りの算出に使われ、安定した配当を重視する投資家の銘柄選びの基準として用いられます。
一株当たり利益で割ると、利益のうち配当に回した割合である配当性向が求められるという性質を持ちます。
また、配当を減らさず、維持か増配を続ける累進配当政策を掲げる企業もあります。
一株当たり配当の例文
- ( 1 ) 当社は一株当たり配当を引き上げ、増配を続けている。
- ( 2 ) 中間と期末の配当を合わせた額が、年間の一株当たり配当になる。
- ( 3 ) 記念配当を上乗せした一株当たり配当で、株主への感謝を示した。
- ( 4 ) 利益の伸びに連動させて一株当たり配当を増やす方針を掲げた。
一株当たり配当の会話例
一株当たり配当の予想は、どこで確認できますか。
決算短信や会社四季報などで確認できます。
配当性向が100%の企業はどう評価すべきですか。
利益をすべて配当に回している状態なので、配当を続けられるかどうかも確かめる必要があります。
一株当たり利益と一株当たり配当の違いまとめ
一株当たり利益と一株当たり配当の違いは、稼いだ金額か配った金額かにあります。
一株当たり利益が企業の収益力を映すのに対し、一株当たり配当は株主への還元実績を映します。
収益力に着目するなら「一株当たり利益」、株主還元の実績に着目するなら「一株当たり配当」と区別されます。
一株当たり利益と一株当たり配当の読み方
- 一株当たり利益(ひらがな):ひとかぶあたりりえき
- 一株当たり利益(ローマ字):hitokabuataririeki
- 一株当たり配当(ひらがな):ひとかぶあたりはいとう
- 一株当たり配当(ローマ字):hitokabuatarihaitou