【代理】と【使者】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
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代理と使者の分かりやすい違い
代理と使者の違いは、「自分の意思で判断するか」「決まった内容をそのまま運ぶか」にあります。
代理は、代理人自身が判断して意思表示を行い、その効果が本人に及びます。
使者は、本人がすでに決めた意思をそのまま運び、伝えるだけで、自分では判断しません。
代理とは?
代理とは、本人から権限を与えられた人が、自分の意思で意思表示を行い、その効果が直接本人に生じることです。
本人が委任で権限を与える任意代理と、親権者などが代理する法定代理の場面で用いられます。
代理人は、与えられた範囲内で条件を詰めたり断ったりする判断ができるという性質を持ちます。
民法に定めがあり、契約を結ぶ、申し込みを受けるといった行為を本人のためにすることを示しながら行うのが前提とされます。
代理の例文
- ( 1 ) 出張中の部長の代理として、契約条件を詰めてきた。
- ( 2 ) 未成年者の契約には、親権者が法定代理人として関わるのが原則だ。
- ( 3 ) 弁護士に代理を依頼し、示談の交渉を任せることにした。
- ( 4 ) 代理で出席するだけでなく、その場の採決にも加わる予定だ。
代理の会話例
来週の商談ですが、部長が出張で不在です。私が代理で出てもよいでしょうか。
かまいませんよ。ただ代理という以上、その場で条件を判断してもらうことになります。
金額の調整まで、私が決めてしまってよいのですか。
どこまで任せるかは事前に決めておきましょう。範囲を超える部分は持ち帰りで結構です。
使者とは?
使者とは、本人がすでに固めた意思を、そのまま相手方へ運び、伝える役割の人のことです。
意思決定をしているのは本人であり、使者はその表示を届ける立場だと説明する場面で用いられます。
使者は、伝える内容を自分の判断で変えることはしないという性質を持ちます。
伝えた内容が本人の意思と食い違った場合の扱いも、代理とは別の考え方で整理されるとされます。
使者の例文
- ( 1 ) 返答はすでに決まっているので、使者に伝えてもらえば足りる。
- ( 2 ) 彼は社長の言葉をそのまま届ける使者にすぎなかった。
- ( 3 ) 使者が持参した書面には、先方の署名がすでに入っていた。
- ( 4 ) その場で条件を変える権限がないなら、役割としては使者に近い。
使者の会話例
今回、先方への使者として回答を届けることになりましたが、質問されたらどう答えましょう。
決まった内容を伝えるだけで大丈夫です。それ以上は判断しなくて結構です。
その場で条件を詰めてほしいと言われたら、どうしますか。
持ち帰って確認しますと答えてください。使者は判断せず、伝えるだけの役目です。
代理と使者の違いまとめ
代理と使者の違いは、意思を決める主体が代理人にあるか、本人のままかという点にあります。
代理は、与えられた権限の範囲で自ら判断し意思表示を行うのに対し、使者は決まった意思をそのまま運ぶだけで判断しません。
その場で「条件を変えられる」代理は、「運ぶだけ」の使者と区別されます。
代理と使者の読み方
- 代理(ひらがな):だいり
- 代理(ローマ字):dairi
- 使者(ひらがな):ししゃ
- 使者(ローマ字):shisha