【道すがら】と【帰る道すがら】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

道すがらと帰る道すがらの分かりやすい違い
道すがらは、どこかへ向かう途中のことを表します。「学校への道すがら」「散歩の道すがら」のように、行き先は問わず、移動中の出来事を表現する時に使います。
帰る道すがらは、家や元の場所に戻る途中を特定して表します。「会社から帰る道すがら」「旅行から帰る道すがら」のように、帰路での出来事に限定されます。
道すがらは方向を問わない、帰る道すがらは帰路限定という違いがあります。
道すがらとは?
道すがらとは、ある場所から別の場所へ移動する途中、その道のりの間を表す言葉です。「道」は経路、「すがら」は「〜しながら」「〜の間」という意味を持ち、移動中の時間や空間を表現します。
行き先や方向を問わず使える汎用的な表現で、「出勤の道すがら」「買い物への道すがら」「散歩の道すがら」など、様々な場面で使用できます。途中で何かを見たり、考えたり、誰かと出会ったりする状況を表現する際によく使われます。
やや文語的で趣のある表現のため、日常会話よりも文章や丁寧な話し方で使われることが多いです。「〜しながら」という同時進行のニュアンスも含み、移動と他の行為が並行して行われることを示します。
道すがらの例文
- ( 1 ) 散歩の道すがら、きれいな花を見つけました。
- ( 2 ) 学校への道すがら、友達に会いました。
- ( 3 ) 買い物の道すがら、雨が降ってきました。
- ( 4 ) 道すがら考えたことをメモしました。
- ( 5 ) 出張の道すがら、富士山が見えました。
- ( 6 ) 道すがら立ち寄ったカフェが素敵でした。
道すがらの会話例
帰る道すがらとは?
帰る道すがらとは、学校、職場、外出先などから自宅や出発地点に戻る途中を特に指定した表現です。「帰る」という方向性が明確に示されており、一日の活動を終えて帰路につく際の出来事を表現します。
「会社から帰る道すがら」「学校から帰る道すがら」「旅行から帰る道すがら」など、帰宅や帰還の文脈で使われます。帰り道特有の解放感や、一日を振り返る時間としての側面もあり、物語や日記でよく使われる情緒的な表現です。
単なる「道すがら」より具体的で、時間帯も夕方や夜が想定されることが多いです。帰宅途中の寄り道、買い物、思索など、日常生活の一場面を切り取る表現として親しまれています。
帰る道すがらの例文
- ( 1 ) 会社から帰る道すがら、スーパーに寄りました。
- ( 2 ) 学校から帰る道すがら、虹を見ました。
- ( 3 ) 帰る道すがら、今日の出来事を振り返りました。
- ( 4 ) 旅行から帰る道すがら、お土産を買いました。
- ( 5 ) 帰る道すがら聞いた音楽が心地よかったです。
- ( 6 ) 仕事から帰る道すがら、星空がきれいでした。
帰る道すがらの会話例
道すがらと帰る道すがらの違いまとめ
道すがらは目的地への移動途中全般を指し、行きでも帰りでも、どんな方向への移動でも使える汎用的な表現です。
帰る道すがらは帰路に限定された表現で、学校や職場から家に戻る途中など、一日の終わりの帰り道での出来事を表します。
簡単に言えば、道すがらは「移動中全般」、帰る道すがらは「帰り道限定」という違いで、使える場面の広さが異なります。
道すがらと帰る道すがらの読み方
- 道すがら(ひらがな):みちすがら
- 道すがら(ローマ字):michisugara
- 帰る道すがら(ひらがな):かえるみちすがら
- 帰る道すがら(ローマ字):kaerumichisugara