【コンパイル】と【ビルド】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
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コンパイルとビルドの分かりやすい違い
コンパイルとビルドの違いは、「翻訳する範囲」と「指し示す工程の広さ」にあります。
コンパイルは、ソースコードを機械や実行環境が扱える形へ翻訳する工程です。
ビルドは、コンパイルを含め、部品の取得や結合、資源の取り込みまで行い、成果物を作り上げる作業全体です。
コンパイルとは?
コンパイルとは、ソースコードを機械語や中間形式など別の形へ翻訳する処理のことです。
文法の誤りや型の食い違いが見つかった際にエラーとして通知される場面で用いられます。
言語ごとに翻訳先が異なり、実行できる形になるものや、仮想的な実行環境が読み取る中間の形になるものがあるという性質を持ちます。
実行しながら翻訳する方式の言語では、開発者が明示的にコンパイルを意識しないこともあります。
コンパイルの例文
- ( 1 ) この言語は、実行する前にコンパイルが必要だ。
- ( 2 ) ソースを直したので、もう一度コンパイルし直す。
- ( 3 ) コンパイルは通ったが、動かしてみると期待どおりの結果にならない。
- ( 4 ) 警告をすべてエラー扱いにしてコンパイルしている。
コンパイルの会話例
エラーの文面に、コンパイルできませんと出ています。何を直せばいいですか。
まず、指摘された行を見てください。文法や型が合っていないと、翻訳の途中で止まります。
動かしてみないと分からない種類の誤りではないんですね。
そうです。実行前に分かる誤りだけです。結果の違いは動かして初めて分かります。
ビルドとは?
ビルドとは、ソースコードから実際に動かせる成果物を組み立てるまでの一連の作業のことです。
外部の部品を取得し、コンパイルし、複数の部品を結合し、資源を取り込んで整える場面で用いられます。
専用の設定ファイルや道具を使い、誰の手元でも同じ結果になることを重んじるという性質を持ちます。
テストの実行までビルドの一部として扱う現場も多く、失敗した場合はログをたどって止まった工程を特定する必要があります。
ビルドの例文
- ( 1 ) 部品の取得からビルドまで、ひとつの命令で済むようにした。
- ( 2 ) 公開用のビルドでは、圧縮と最適化を有効にしている。
- ( 3 ) 手元ではビルドが通るのに、共有の環境では失敗する。
- ( 4 ) テストの実行までを、ビルドの一部として組み込んでいる。
ビルドの会話例
私の手元では動くのに、共有の環境だとビルドが失敗します。
手元にだけある部品を参照していませんか。一覧にない部品は共有側にありません。
たしかに、以前個人的に入れた覚えがあります。
それを設定ファイルに書き足して、まっさらな場所からビルドし直してみてください。
コンパイルとビルドの違いまとめ
コンパイルとビルドの違いは、翻訳する範囲と指し示す工程の広さにあります。
コンパイルはソースコードを別の形へ翻訳する工程であるのに対し、ビルドはその翻訳を含め、部品の取得・結合・資源の取り込みまで行い成果物を仕上げる作業全体です。
翻訳の工程を指す場合は「コンパイル」、成果物を作る作業全体を指す場合は「ビルド」と区別されます。
コンパイルとビルドの読み方
- コンパイル(ひらがな):こんぱいる
- コンパイル(ローマ字):konpairu
- ビルド(ひらがな):びるど
- ビルド(ローマ字):birudo