【完整】と【完成】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
完整と完成の分かりやすい違い
完整と完成は似ていますが、意味が違います。完整は、全体が欠けることなく整っている状態を表します。完整な形で保存、データの完整性のように、そろっていて欠損がないことを表す専門的な言葉です。
完成は、物事を作り上げて仕上げることです。作品が完成する、建物の完成のように、制作や建設が終わって出来上がることを表す一般的な言葉です。
整っている状態が完整、作り終えることが完成と覚えましょう。
完整とは?
完整は、全体が欠けることなく、すべてが整っている状態を表す言葉です。完はまったい、欠けない、整はととのうを意味し、部分的な欠損や不足がなく、本来あるべき要素がすべて揃っている状態を指します。主に学術的、専門的な文脈で使われます。
文書の完整性を保つ、完整な形で伝承される、データの完整性チェックのように使われ、情報や物の完全性、一体性を重視する場面で用いられます。ITの分野ではデータ完整性という用語として定着しており、情報が改ざんされていないことを示す重要な概念です。
日常会話ではあまり使われませんが、正確性や完全性が求められる分野では欠かせない表現です。完全とも似ていますが、完整は特に欠けがないという側面を強調する言葉です。
完整の例文
- ( 1 ) 古文書を完整な形で保管する。
- ( 2 ) データの完整性を確認する作業。
- ( 3 ) 完整な状態で発見された遺跡。
- ( 4 ) システムの完整性が損なわれた。
- ( 5 ) 記録を完整に保つことが重要だ。
- ( 6 ) 完整性チェックでエラーが出た。
完整の会話例
完成とは?
完成は、制作や建設などの作業を終えて、物事が出来上がることを表す一般的な言葉です。完はまったい、終わる、成はなる、できあがるを意味し、計画や努力の結果として何かが仕上がることを指します。日常的に最もよく使われる表現です。
作品を完成させる、新居が完成した、計画が完成に近づくのように使われ、創作活動、建設工事、プロジェクトなど、様々な分野で目標達成を表現する際に用いられます。完成度、完成品などの派生語も多く、ものづくりの文化と深く結びついています。
完成は単に終わることではなく、目指していた状態に到達することを意味します。そのため未完成という対義語もあり、芸術作品などでは未完成であることに価値を見出すこともあります。
完成の例文
- ( 1 ) ついに作品が完成した。
- ( 2 ) 来月には新店舗が完成予定です。
- ( 3 ) 料理を完成させるのに3時間かかった。
- ( 4 ) 完成までもう少しだ。
- ( 5 ) 計画がようやく完成した。
- ( 6 ) 完成度の高い仕上がりになった。
完成の会話例
完整と完成の違いまとめ
完整と完成は、焦点と使用頻度に大きな違いがあります。完整は欠けがない状態を表す専門的な言葉で、主に学術やIT分野で使われます。
一方完成は、作り終えることを表す日常的な言葉で、あらゆる場面で使われます。資料の完整性は欠損のなさ、資料の完成は作成終了という違いがあります。
一般的な会話では完成を使い、専門的な文脈で完全性を強調したい時に完整を使うと適切です。
完整と完成の読み方
- 完整(ひらがな):かんせい
- 完整(ローマ字):kannsei
- 完成(ひらがな):かんせい
- 完成(ローマ字):kannsei