【保留】と【延期】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

保留と延期の分かりやすい違い
保留と延期は、どちらも先送りすることですが、対象が異なります。
保留は決定や判断を止めること、延期は予定を後の日時に変更することです。
判断を「保留」し、会議を「延期」するという使い分けをします。
保留とは?
保留とは、決定や判断、処理などを一時的に止めて、そのままの状態にしておくことです。結論を出さずに待機状態にすることで、慎重な検討や追加情報を待つ場合に使われます。ビジネスや行政でよく使われる言葉です。
「判断を保留する」「保留中の案件」「採用を保留」など、決定を先送りする場面で使います。電話の保留機能も、通話を一時的に止める意味で使われています。
重要な決定、契約交渉、人事判断など、慎重な検討が必要な場面で決定を一時的に止める時に使われる実務的な表現です。
保留の例文
- ( 1 ) この件は一旦保留にしましょう。
- ( 2 ) 判断材料が不足しているので保留します。
- ( 3 ) 採用の可否は保留となっています。
- ( 4 ) 保留中の案件が3件あります。
- ( 5 ) 電話を保留にして確認してきます。
- ( 6 ) 契約締結を保留することにした。
保留の会話例
「結論は?」
「もう少し検討したいので保留で」
「採用どうなった?」
「まだ保留中なんだ」
「この案件は?」
「保留にして様子を見よう」
延期とは?
延期とは、予定していた日時を後にずらすことです。イベント、会議、試験など、決まっていた日程を変更して、より後の日時に実施することを指します。天候や準備不足など、様々な理由で行われます。
「試合を延期する」「延期のお知らせ」「無期限延期」など、予定の日程変更を表現します。中止ではなく、実施時期を遅らせることがポイントです。
悪天候によるイベント延期、準備不足による会議延期、体調不良による予定延期など、日程を後ろにずらす場面で使われる一般的な表現です。
延期の例文
- ( 1 ) 雨のため試合は明日に延期されました。
- ( 2 ) 会議を来週に延期することになった。
- ( 3 ) コンサートの延期が発表された。
- ( 4 ) 体調不良で約束を延期してもらった。
- ( 5 ) 工事の完成が1か月延期される。
- ( 6 ) 無期限延期という残念な決定だった。
延期の会話例
「明日の予定は?」
「天気が悪いから延期だって」
「いつやるの?」
「来週に延期することにした」
「準備できた?」
「間に合わないから延期しよう」
保留と延期の違いまとめ
保留は決定の一時停止、延期は日程の後ろ倒しを表します。
保留は判断待ち、延期は実施日の変更という違いがあります。
慎重な判断には保留、スケジュール調整には延期を使い分けましょう。
保留と延期の読み方
- 保留(ひらがな):ほりゅう
- 保留(ローマ字):horyuu
- 延期(ひらがな):えんき
- 延期(ローマ字):ennki