【扱い】と【取り扱い】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

扱いと取り扱いの分かりやすい違い
扱いと取り扱いは、どちらも対処の仕方を表しますが、使用場面が異なります。
扱いは人や物への対応全般、取り扱いは具体的な処理方法を指します。
部下への「扱い」に気をつけ、商品の「取り扱い」説明書を読むという使い分けをします。
扱いとは?
扱いとは、人や物事に対する対応、処遇、待遇の仕方全般を指す言葉です。「どのように接するか」「どのような態度で対応するか」という抽象的な概念を含みます。特に人に対して使う場合は、その人への接し方や評価の仕方を表します。日常会話でよく使われる表現です。
「扱いが悪い」「特別扱い」「子ども扱い」「扱い方」など、対応や処遇の質を表現します。感情的なニュアンスを含むことが多い言葉です。
職場での部下への対応、家族間の接し方、大切な物の管理方法など、人や物への接し方全般を表す時に使われる日常的な表現です。
扱いの例文
- ( 1 ) 新入社員の扱いに困っている。
- ( 2 ) 壊れ物の扱いには注意が必要だ。
- ( 3 ) 子ども扱いされるのは嫌だ。
- ( 4 ) VIP扱いでもてなされた。
- ( 5 ) 扱いやすい人だと評判だ。
- ( 6 ) 大切な扱いを受けて感謝している。
扱いの会話例
「どう接したらいい?」
「彼の扱いは慎重にね」
「大事にしてる?」
「もちろん、丁寧な扱いを心がけてる」
「差別じゃない?」
「特別扱いはしていません」
取り扱いとは?
取り扱いとは、物品や業務、情報などを処理・管理する具体的な方法や手順のことです。より実務的で、規則や手順に基づいた処理方法を指します。商品、書類、個人情報など、具体的な対象物の管理方法を示す時によく使われ、正式な文書や業務用語として定着しています。
「取り扱い説明書」「取り扱い注意」「商品の取り扱い」「個人情報の取り扱い」など、具体的な処理方法や注意事項を表現します。
製品の使用方法、荷物の配送、機密情報の管理など、具体的な手順や方法が必要な場面で使われる実務的な表現です。
取り扱いの例文
- ( 1 ) この商品の取り扱いは簡単です。
- ( 2 ) 取り扱い説明書をよく読んでください。
- ( 3 ) 個人情報の取り扱いには注意する。
- ( 4 ) 危険物取り扱い資格を取得した。
- ( 5 ) 荷物の取り扱いが丁寧な配送業者。
- ( 6 ) 返品の取り扱いについて確認したい。
取り扱いの会話例
「使い方は?」
「取り扱い説明書を見て」
「返品できる?」
「取り扱い規定を確認します」
「個人情報は?」
「適切な取り扱いをお約束します」
扱いと取り扱いの違いまとめ
扱いは抽象的な対応全般、取り扱いは具体的な処理方法を指します。
扱いは感情的・主観的、取り扱いは実務的・客観的という違いがあります。
人への接し方は扱い、物の管理方法は取り扱いと使い分けると適切です。
扱いと取り扱いの読み方
- 扱い(ひらがな):あつかい
- 扱い(ローマ字):atsukai
- 取り扱い(ひらがな):とりあつかい
- 取り扱い(ローマ字):toriatsukai