【クローズ】と【クローズド】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

クローズとクローズドの分かりやすい違い
クローズとクローズドは、どちらも閉じるという意味から来ていますが、使い方が違います。
クローズは閉じるという動作や、お店が営業を終わること、商談をまとめることを表します。クローズドは閉じられている状態や、限られた人だけが参加できることを表します。
クローズは動きを表し、クローズドは状態を表すという違いがあります。
クローズとは?
クローズとは、閉じる終了する成約するという動作を表すビジネス用語で、様々な場面で使用されます。
営業では案件をクローズするで成約・契約締結を意味し、セールスプロセスの最終段階を指します。店舗運営では本日クローズで営業終了を表し、プロジェクトでは課題をクローズするで完了・解決を意味します。また、会計では月次クローズ年度クローズとして締め処理を指します。動詞として使われることが多く、能動的なアクションを示します。
特に営業職では、クロージング(成約に導く技術)が重要なスキルとされ、研修テーマにもなっています。
クローズの例文
- ( 1 ) 今月中に3件の大型案件をクローズする予定です。
- ( 2 ) 営業時間は20時クローズですが、最終入店は19時30分です。
- ( 3 ) プロジェクトの全タスクをクローズして、完了報告書を作成しました。
- ( 4 ) 月次決算をクローズする前に、全ての仕訳を確認してください。
- ( 5 ) 商談を成功裏にクローズするため、決裁者との面談を設定しました。
- ( 6 ) システムメンテナンスのため、17時でサービスをクローズします。
クローズの会話例
クローズドとは?
クローズドとは、閉じられた限定的な非公開のという状態を表す形容詞的なビジネス用語です。
クローズドセールは会員限定販売、クローズドミーティングは関係者のみの会議、クローズドベータは限定公開テストを意味します。情報公開ではクローズド情報として機密情報を指し、イベントではクローズドイベントで招待制を表します。システムではクローズドネットワークで外部接続のない閉域網を指します。
オープンの対義語として使われ、アクセスや参加が制限された状態を示し、排他性や機密性を強調する際に用いられます。
クローズドの例文
- ( 1 ) 明日のクローズドセミナーは、招待客のみ参加可能です。
- ( 2 ) クローズドベータテストの参加者を社内から50名募集します。
- ( 3 ) この情報はクローズドなので、社外への開示は禁止されています。
- ( 4 ) クローズドイノベーションから、オープンイノベーションへの転換が必要です。
- ( 5 ) クローズドショップとして、会員のみが購入できる仕組みにしています。
- ( 6 ) セキュリティ上、クローズドネットワーク環境での開発が必須です。
クローズドの会話例
クローズとクローズドの違いまとめ
クローズとクローズドは、動作と状態という文法的な違いがあります。
クローズは閉じる行為や完了させる動作を表し、クローズドは閉じられた状態や限定的であることを表します。営業では成約と非公開、店舗では営業終了と休業状態という使い分けがあります。
ビジネスシーンでは、この違いを理解して適切に使用することが重要です。
クローズとクローズドの読み方
- クローズ(ひらがな):くろーず
- クローズ(ローマ字):kuro-zu
- クローズド(ひらがな):くろーずど
- クローズド(ローマ字):kuro-zudo