【見る】と【観る】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

見ると観るの分かりやすい違い
見ると観るは同じ「みる」ですが、目的が違います。
見るは「テレビを見る」「時計を見る」のように、普通に目で捉えることです。観るは「映画を観る」「演劇を観る」のように、じっくり鑑賞することです。
ただ目に入れるのが「見る」、楽しむのが「観る」という違いがあります。
見るとは?
見るとは、目で物事を捉える最も一般的な行為を指します。
「景色を見る」「書類を見る」「様子を見る」など、日常生活のあらゆる場面で使われる基本的な動詞です。視覚的に認識するだけでなく、「診察する」「世話をする」「判断する」など、幅広い意味を持ちます。特に意識せずに目に入ることから、注意深く観察することまで含みます。
最も使用頻度が高く、特別な意図がない限りはこの「見る」を使うのが一般的です。
見るの例文
- ( 1 ) 窓から外を見る。
- ( 2 ) 時計を見て時間を確認する。
- ( 3 ) 子供の成長を見守る。
- ( 4 ) 医者に診てもらう(見てもらう)。
- ( 5 ) 天気予報を見てから出かける。
- ( 6 ) 初めて海を見て感動した。
見るの会話例
昨日のドラマ見た?
見たよ!展開が気になって最後まで見ちゃった。
来週も見る予定?
もちろん!毎週見てるから。
一緒に見ない?
いいね!みんなで見ると楽しいよね。
観るとは?
観るとは、芸術作品や演目などをじっくりと鑑賞することを指します。
「映画を観る」「舞台を観る」「絵画を観る」など、主に芸術・文化的な対象を楽しみながら見る場合に使われます。単に視覚的に捉えるだけでなく、内容を味わい、感動を求めて積極的に鑑賞する意識的な行為を表します。
「見る」よりも限定的な使い方で、鑑賞や観察という特別な目的がある場合に選ばれる表記です。
観るの例文
- ( 1 ) 美術館で名画を観る。
- ( 2 ) 歌舞伎を観に行く。
- ( 3 ) 映画館で新作を観た。
- ( 4 ) バレエ公演を観て感動した。
- ( 5 ) じっくりと作品を観賞する。
- ( 6 ) 舞台を最前列で観ることができた。
観るの会話例
新しい映画を観に行かない?
いいね!映画館で観たい作品がある。
どんな映画を観たい?
感動できる作品を観たいな。
じっくり観て楽しもう。
うん、せっかくだから集中して観よう。
見ると観るの違いまとめ
見るは目で捉える一般的な行為で、日常のあらゆる場面で使われます。
一方、観るは芸術作品などをじっくり鑑賞する特別な行為を表します。
普段使いは「見る」、芸術鑑賞は「観る」というように、意識の違いで使い分けます。
見ると観るの読み方
- 見る(ひらがな):みる
- 見る(ローマ字):miru
- 観る(ひらがな):みる
- 観る(ローマ字):miru