【経常損益】と【純損益】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
※本記事には広告・プロモーションが含まれています。
経常損益と純損益の分かりやすい違い
経常損益と純損益の違いは、特別損益や税金を含めるかどうかにあります。
経常損益は、本業と財務活動をあわせた、毎期経常的に生じる損益です。
純損益は、その経常損益に特別損益を加減し、税金を差し引いた、その期の最終的な損益です。
経常損益とは?
経常損益とは、営業損益に受取利息や支払利息、為替差損益といった営業外の収益・費用を加減した損益のことです。
業績の実力を測る代表的な指標として、営業利益と並んで金融機関の審査などに用いられます。
本業に加え財務活動まで含めた、企業の通常の事業活動全体の成果を示すという性質を持ちます。
臨時的に発生する特別損益は含まれず、複数期間の推移から財務体質の変化を読み取る手がかりにもなります。
経常損益の例文
- ( 1 ) 借入金の金利負担が重く、経常損益は営業損益より悪化した。
- ( 2 ) 為替差益が加わり、経常損益は市場予想を上回る結果となった。
- ( 3 ) 経常損益の推移を見ると、財務体質の改善が読み取れる。
- ( 4 ) 金融機関は融資審査の際、経常損益の水準を重視する傾向がある。
経常損益の会話例
経常損益とは、営業損益とはまた別の数字なのでしょうか。
そうですね。営業損益に利息や為替の影響を加えたものが経常損益です。
毎年発生するような損益ということでしょうか。
はい、特別損益のような臨時のものは含まれない、通常の実力を示す数字です。
純損益とは?
純損益とは、経常損益に特別利益・特別損失を加減し、税金を差し引いた、その期の最終的な損益のことです。
株主への配当や内部留保の原資として、決算発表のニュースでも中心的に用いられます。
固定資産の売却損益や災害による損失など、その期だけの臨時的な項目を反映するという性質を持ちます。
経常損益が堅調でも、特別損失の計上によって純損益が大きく落ち込む場合があります。
純損益の例文
- ( 1 ) 固定資産売却益を特別利益に計上し、純損益は大幅な黒字となった。
- ( 2 ) 経常損益は黒字だったが、特別損失の計上で純損益は赤字に転じた。
- ( 3 ) 純損益は、株主への配当や内部留保の元になる最終的な数字である。
- ( 4 ) 災害による損失を特別損失に計上し、純損益を押し下げた。
純損益の会話例
経常損益は黒字なのに、最終的に赤字になる会社があるのはなぜでしょうか。
それは純損益のお話ですね。経常損益に特別損益と税金まで加味した最終結果です。
特別損益にはどのようなものが含まれるのでしょうか。
固定資産の売却損益や災害による損失などが、その年だけ計上されます。
経常損益と純損益の違いまとめ
経常損益と純損益の違いは、特別損益や税金を含めるかどうかにあります。
経常損益は毎期経常的に生じる本業と財務活動の損益であるのに対し、純損益はそこに特別損益と税金まで加味した最終結果です。
通常の実力を示す「経常損益」と、その期の最終成績を示す「純損益」は、段階の異なる指標と区別されます。
経常損益と純損益の読み方
- 経常損益(ひらがな):けいじょうそんえき
- 経常損益(ローマ字):keijouson'eki
- 純損益(ひらがな):じゅんそんえき
- 純損益(ローマ字):junson'eki