【納品書】と【請求書】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

納品書と請求書の分かりやすい違い
納品書と請求書は、どちらも取引で使用する書類ですが、目的が異なります。
納品書は商品・サービスの引き渡しを証明する書類です。請求書は代金の支払いを正式に求める書類で、経理処理の根拠となります。
納品書とは?
納品書とは、商品やサービスを納品・提供した際に、その内容を明記して発行する書類です。納品日、品名、数量、単価、金額などが記載され、注文通りに納品されたことを証明する役割があります。受注番号や納品場所なども記載し、後の照合作業に使用されます。
納品書は商品と一緒に届けられることが多く、受取側は内容を確認して受領印を押すか、受領書を発行します。税務上の証憑書類として7年間の保存義務があり、売上計上のタイミングを示す重要な書類でもあります。
納品書を添付する、納品書と現物を照合するのように、商品引き渡しの証明書類を表現する際に使用される言葉です。
納品書の例文
- ( 1 ) 本日発送分の納品書を同梱しましたので、ご確認ください。
- ( 2 ) 納品書の内容と実際の商品に相違がないか、必ず確認してください。
- ( 3 ) 納品書控えは、売上計上の根拠資料として保管しています。
- ( 4 ) 電子納品書の導入により、ペーパーレス化を推進しています。
- ( 5 ) 納品書に記載ミスがあったため、訂正版を再発行しました。
- ( 6 ) 納品書なしでの納品は、後々トラブルの原因となります。
納品書の会話例
請求書とは?
請求書とは、商品やサービスの提供に対する代金の支払いを求める正式な書類です。請求日、請求先、請求金額、支払期日、振込先口座などが記載され、商取引における債権債務を明確にします。適格請求書(インボイス)制度により、消費税の仕入税額控除にも必要な書類となりました。
請求書は月末締めで翌月に発行されることが多く、掛け取引の基本となる書類です。請求書番号で管理され、入金確認や売掛金管理に使用されます。
電子請求書の普及により、業務効率化も進んでいます。請求書を発行する、請求書に基づいて支払うのように、代金請求の正式文書を表現する際に使用される言葉です。
請求書の例文
- ( 1 ) 今月分の請求書を本日発送しましたので、期日までにお支払いください。
- ( 2 ) 請求書の支払期日は、毎月末日締め翌月末払いとなっています。
- ( 3 ) インボイス制度に対応した適格請求書を発行しています。
- ( 4 ) 請求書の宛名や金額に誤りがないか、経理部で二重チェックしています。
- ( 5 ) 電子請求書システムにより、発行から入金管理まで一元化しました。
- ( 6 ) 請求書の再発行には、紛失届の提出をお願いしています。
請求書の会話例
納品書と請求書の違いまとめ
納品書と請求書は、商取引の異なる段階で使用される重要な書類です。納品書は商品・サービスの引き渡し時点で発行され、納品内容の確認に使用されます。
請求書は代金請求の正式文書として、支払いの根拠となります。
両書類を適切に管理することで、取引の透明性と信頼性が確保されます。
納品書と請求書の読み方
- 納品書(ひらがな):のうひんしょ
- 納品書(ローマ字):nouhinnsho
- 請求書(ひらがな):せいきゅうしょ
- 請求書(ローマ字):seikyuusho