【納得】と【了解】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

納得と了解の分かりやすい違い
納得と了解は、どちらも「分かった」という意味ですが、使い方が違います。
納得は、相手の説明を聞いて「なるほど、そういうことか」と心から理解して受け入れるときに使います。了解は、相手の言っていることを理解して「分かりました」と返事をするときに使います。
納得は気持ちも一緒に動きますが、了解は頭で理解するだけでも使える言葉です。
納得とは?
納得とは、相手の説明や理由を十分に理解し、心から受け入れることを意味します。単に頭で理解するだけでなく、「なるほど」「そういうことか」と腑に落ちる感覚を伴います。
疑問や不安が解消され、心の底から「分かった」と思える状態を表現する言葉です。理屈だけでなく感情的にも受け入れられたときに使います。
ビジネスや日常会話で、相手の説明に対して深い理解と同意を示したいときに「納得しました」「納得できる説明だ」などと使用します。
納得の例文
- ( 1 ) その説明を聞いて、ようやく納得できました。
- ( 2 ) 彼の言い訳には全く納得がいかない。
- ( 3 ) 納得のいく結果が出るまで、何度でもやり直します。
- ( 4 ) みんなが納得する解決策を見つけましょう。
- ( 5 ) 詳しい資料を見せてもらって、やっと納得した。
- ( 6 ) 納得できる理由があれば、協力します。
納得の会話例
了解とは?
了解とは、相手の言っていることや指示内容を理解し、承知したことを表す言葉です。「分かりました」という意味で、ビジネスシーンでよく使われます。
必ずしも心から同意していなくても、内容を理解して承諾するときに使えます。上司からの指示や連絡事項を受けたときに「了解しました」と返答することが多いです。
ただし、目上の人に対しては「承知いたしました」の方が丁寧とされています。同僚や部下との間では「了解」で問題ありません。
了解の例文
- ( 1 ) 会議の時間変更について了解しました。
- ( 2 ) 明日の集合場所は駅前ですね。了解です。
- ( 3 ) 了解、すぐに対応します。
- ( 4 ) プロジェクトの進め方について了解しました。
- ( 5 ) 了解しました。資料は明日までに提出します。
- ( 6 ) 変更内容を了解しましたので、チームに共有します。
了解の会話例
納得と了解の違いまとめ
納得は心から理解して受け入れること、了解は内容を理解して承知することという違いがあります。
納得は感情的な理解を含み、了解は事務的な理解でも使えます。相手の説明に心から同意できたときは「納得」、指示や連絡を理解したときは「了解」を使い分けましょう。
ビジネスシーンでは、両方とも重要な言葉ですが、場面に応じて適切に使い分けることが大切です。
納得と了解の読み方
- 納得(ひらがな):なっとく
- 納得(ローマ字):nattoku
- 了解(ひらがな):りょうかい
- 了解(ローマ字):ryoukai