【受領書】と【納品書】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

受領書と納品書の分かりやすい違い
受領書と納品書は、どちらも納品時に使用されますが、発行者が異なります。
受領書は受取側が確かに受け取りましたと証明する書類です。
納品書は納品側がこれを納品しましたと明示する書類です。
受領書とは?
受領書とは、商品やサービス、金銭などを受け取ったことを証明するために、受取側が発行する書類です。受領日時、受領者名、受領印などが記載され、納品側にとっては確実に引き渡したことの証拠となります。
宅配便の受取サインや、現金受領時の領収書も広義の受領書に含まれます。受領書は、後の紛争防止のため重要な証憑書類となります。特に高額商品や重要書類の受け渡しでは必須です。最近は電子署名による電子受領書も普及し、リモートでの受領確認も可能になっています。
受領書を発行する、受領書にサインをもらうのように、受取確認の証明書類を表現する際に使用される言葉です。
受領書の例文
- ( 1 ) 重要書類を受け取りましたので、受領書を発行いたします。
- ( 2 ) 受領書には必ず日付と担当者名を記入してください。
- ( 3 ) 宅配業者から受領書へのサインを求められました。
- ( 4 ) 電子受領書システムにより、ペーパーレスでの受領確認が可能になった。
- ( 5 ) 受領書の控えは、納品完了の証拠として大切に保管してください。
- ( 6 ) 現金50万円の受領書を発行し、双方で保管することにしました。
受領書の会話例
納品書とは?
納品書とは、商品やサービスを納品・提供する側が、その内容を明記して発行する書類です。納品日、品名、数量、単価、金額などの詳細が記載され、何をどれだけ納品したかを明確に示します。
注文書と対になる書類として、商取引の基本となります。納品書は納品時に商品と一緒に渡されることが多く、受取側はこれを確認して受領印を押すか、別途受領書を発行します。売上計上のタイミングを示す書類として、税務上も重要な位置づけにあります。
納品書を添付する、納品書で内容を確認するのように、納品内容の明細書類を表現する際に使用される言葉です。
納品書の例文
- ( 1 ) 本日の納品分の納品書を3部用意しましたので、1部は受領印を押して返却ください。
- ( 2 ) 納品書に記載の商品と現物が一致しているか確認をお願いします。
- ( 3 ) 納品書番号で在庫管理システムと連携しています。
- ( 4 ) 納品書の電子化により、即座に本社への報告が可能になりました。
- ( 5 ) 分割納品の場合は、その都度納品書を発行しています。
- ( 6 ) 納品書なしでの納品は原則お断りしています。
納品書の会話例
受領書と納品書の違いまとめ
受領書と納品書は、商品の受け渡しにおいて対をなす重要な書類です。受領書は受取側の責任で発行し、受取の事実を証明します。
納品書は納品側の責任で発行し、納品内容を明示します。
両書類を適切に交換することで、取引の証跡が完成し、トラブル防止につながります。
受領書と納品書の読み方
- 受領書(ひらがな):じゅりょうしょ
- 受領書(ローマ字):juryousho
- 納品書(ひらがな):のうひんしょ
- 納品書(ローマ字):nouhinnsho