【バザー】と【フェア】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

バザーとフェアの分かりやすい違い
バザーとフェアは、どちらも物を売るイベントですが、目的と規模が違います。
バザーは、学校や地域で行われる小さな販売会で、集めたお金を寄付などに使います。フェアは、企業が商品を宣伝・販売する大きなイベントで、ビジネスが目的です。
バザーはみんなで協力する慈善活動、フェアは企業の販売促進活動という違いがあります。
バザーとは?
バザーとは、主に慈善や資金調達を目的として、不用品や手作り品、食品などを販売する地域密着型のイベントです。
学校、教会、地域団体、福祉施設などが主催し、収益は活動資金や寄付に充てられます。出品物は地域住民からの寄付品が中心で、ボランティアが運営を担います。チャリティーバザー学園祭バザーなど、コミュニティの交流の場としても機能します。企業もCSR活動の一環として、社内バザーを開催したり、地域バザーに協賛したりします。
小規模で手作り感があり、地域貢献や相互扶助の精神が根底にある、日本の地域社会に根付いた文化的イベントです。
バザーの例文
- ( 1 ) 社内バザーの収益金を、被災地支援に寄付しました。
- ( 2 ) 地域バザーへの出店で、住民との交流が深まりました。
- ( 3 ) 不用品をバザーに提供し、リサイクルに貢献しています。
- ( 4 ) PTAバザーの企画運営に、保護者として参加しました。
- ( 5 ) 福祉施設のバザーに、企業として協賛金を提供しています。
- ( 6 ) バザーでの手作り品販売が、副収入につながっています。
バザーの会話例
フェアとは?
フェアとは、特定のテーマや業界に関連した商品・サービスを展示販売する商業イベントで、企業の販促活動の一環として開催されます。
〇〇フェアという形で、季節商品、地域特産品、特定ブランドなどをフィーチャーし、百貨店、ショッピングモール、展示場などで実施されます。北海道物産フェア家具フェア就職フェアなど、B2CからB2Bまで幅広い形態があります。企業にとっては新商品のプロモーション、顧客との接点創出、売上拡大の機会となります。
プロフェッショナルな運営で、マーケティング戦略に基づいた商業的なイベントとして、ビジネスの重要な販促手法となっています。
フェアの例文
- ( 1 ) 物産フェアへの出展により、地方産品の認知度が向上しました。
- ( 2 ) 家電量販店の決算フェアで、売上目標を大幅に達成しました。
- ( 3 ) 就職フェアで優秀な人材と出会い、採用につながりました。
- ( 4 ) 環境フェアで自社の環境技術をPRし、商談が成立しました。
- ( 5 ) オンラインフェアの開催により、全国の顧客にアプローチできました。
- ( 6 ) 業界最大のトレードフェアに、新製品を出展します。
フェアの会話例
バザーとフェアの違いまとめ
バザーとフェアは、目的、規模、運営主体において明確な違いがあります。
バザーは慈善目的の地域イベント、フェアは商業目的のビジネスイベントという本質的な違いがあります。バザーはコミュニティ重視、フェアは売上重視という特徴を持ちます。
企業はCSR活動でバザーに関わり、マーケティング活動でフェアを活用するという使い分けが一般的です。
バザーとフェアの読み方
- バザー(ひらがな):ばざー
- バザー(ローマ字):baza-
- フェア(ひらがな):ふぇあ
- フェア(ローマ字):fea