【除外】と【除去】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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除外と除去の分かりやすい違い

除外と除去は、どちらも取り除くことに関する言葉ですが、その方法と対象が違います。

除外は「対象から外す」「含めない」という意味で、リストや計算から特定のものを外すことです。除去は「物理的に取り除く」という意味で、汚れやシミなどを実際になくすことです。

除外は「選別して外す」、除去は「物理的に取る」という違いがあります。

除外とは?

除外とは、ある範囲や集団、リストなどから特定のものを含めない、対象から外すことを意味します。「除外する」「除外される」という形で使われ、選考、計算、統計などで特定の条件に合わないものを外す際に用いられます。

「応募資格から除外される」「計算から除外する」「メンバーから除外する」など、抽象的な概念に対して使われることが多いです。除外は選別のプロセスを含み、何を含めて何を含めないかという判断を伴います。ルールや基準に基づいて行われることが一般的です。

日常生活では、「今回の旅行から除外する」「候補から除外する」など、計画や選択の場面で使われます。除外されたものは、別の機会に含まれる可能性もあり、永続的でない場合もあります。

除外の例文

  • ( 1 ) 今回の調査対象から、この項目は除外します。
  • ( 2 ) 年齢制限により、応募資格から除外されました。
  • ( 3 ) 不適切なデータは統計から除外する必要があります。
  • ( 4 ) アレルギーのある食材は、メニューから除外してください。
  • ( 5 ) 会議の参加者から、関係のない部署は除外しました。
  • ( 6 ) この条件に該当する人は、選考から除外されます。

除外の会話例

このメンバーは除外した方がいい?
プロジェクトに関係ないなら、除外してもいいと思うよ。
計算から除外する項目はある?
異常値は除外して、正確な平均を出そう。
なんで私だけ除外されたの?
年齢制限で除外されただけで、他意はないよ。

除去とは?

除去とは、物理的に何かを取り除く、なくすことを意味します。「汚れを除去する」「障害物を除去する」「腫瘍を除去する」など、実際に存在するものを取り去る行為を指します。

除去は具体的で物理的な行動を伴い、掃除、医療、工事など様々な場面で使われます。「シミ除去」「雪の除去」「有害物質の除去」など、目に見えるものから目に見えないものまで、実体のあるものを対象とします。除去の結果、その場所からなくなることが特徴です。

家庭では「カビの除去」「臭いの除去」など、清掃や衛生管理の文脈でよく使われます。除去されたものは基本的に廃棄されるか、別の場所に移されます。完全に取り去ることを目的とした行為です。

除去の例文

  • ( 1 ) シャツのシミを除去するのに苦労しました。
  • ( 2 ) 手術で腫瘍を完全に除去することができました。
  • ( 3 ) 道路の障害物を除去して、通行できるようにしました。
  • ( 4 ) エアコンフィルターのホコリを除去しました。
  • ( 5 ) 歯垢を除去するため、定期的に歯科検診を受けています。
  • ( 6 ) 部屋の臭いを除去する方法を探しています。

除去の会話例

このシミ、除去できるかな?
専用の洗剤を使えば除去できると思うよ。
虫歯を除去してもらったんだ。
痛かった?きれいに除去できてよかったね。
においを除去する方法、知ってる?
換気と消臭剤で、たいていのにおいは除去できるよ。

除外と除去の違いまとめ

除外と除去は、取り除く方法と対象において根本的な違いがあります。除外は範囲や対象から外すという選別的・概念的な行為で、リストや資格などに使われます。

除去は物理的に取り去る具体的な行為で、汚れや障害物などの実体があるものに使われます。除外は「含めない判断」、除去は「物理的に取る行動」という違いがあります。

メンバーから除外する、汚れを除去するというように、対象の性質で使い分けます。

除外と除去の読み方

  • 除外(ひらがな):じょがい
  • 除外(ローマ字):jogai
  • 除去(ひらがな):じょきょ
  • 除去(ローマ字):jokyo
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