【羨ましい】と【恨めしい】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

羨ましいと恨めしいの分かりやすい違い
羨ましいは、他人の持っているものや状況を見て、自分もそうなりたいと思う気持ちです。「成功が羨ましい」「幸せそうで羨ましい」のように、憧れや願望を含んだ感情を表します。
恨めしいは、相手に対して恨みや不満を感じる気持ちです。「裏切られて恨めしい」「恨めしそうに見る」のように、相手への否定的な感情や、不当な扱いを受けた時の気持ちを表します。
羨ましいはポジティブな憧れ、恨めしいはネガティブな恨みという違いがあります。
羨ましいとは?
羨ましいとは、他人が持っている物、能力、境遇、幸運などを見て、自分もそれを手に入れたい、そのような状態になりたいと思う感情を表す形容詞です。嫉妬とは異なり、相手を否定するのではなく、自分も同じようになりたいという願望が中心です。
「友達の新車が羨ましい」「才能が羨ましい」など、日常的によく使われる感情表現です。羨ましいと感じることは自然な感情で、それが向上心やモチベーションにつながることもあります。ただし、過度な羨望は劣等感につながることもあります。
羨ましいという感情は、自分の現状と他人を比較することから生まれますが、健全な範囲であれば、自己成長の原動力にもなります。SNS時代では他人の良い面ばかりが見えやすく、羨ましさを感じる機会も増えています。
羨ましいの例文
- ( 1 ) 友達の海外旅行が羨ましいです。
- ( 2 ) 彼の才能が心から羨ましい。
- ( 3 ) 幸せな家庭を見ると羨ましくなります。
- ( 4 ) 自由な時間があって羨ましい限りです。
- ( 5 ) 若い人たちが羨ましく感じる年齢になりました。
- ( 6 ) 成功している同級生が羨ましくて仕方ありません。
羨ましいの会話例
恨めしいとは?
恨めしいとは、相手に対して恨みや不満を抱いている状態を表す形容詞です。不当な扱いを受けたり、期待を裏切られたりした時に感じる、相手への否定的な感情を表現します。「恨む」から派生した言葉で、より情緒的なニュアンスがあります。
「恨めしそうな目で見る」「恨めしく思う」など、相手への不満や恨みが表情や態度に現れる様子を表現する際に使われます。幽霊が「恨めしや〜」と言うイメージもあり、執念深い恨みを連想させることもあります。
日常会話では羨ましいほど頻繁には使われませんが、文学的な表現や、強い感情を表現したい時に効果的です。単純な怒りとは異なり、裏切りや不公平さに対する深い感情的なわだかまりを含んでいます。
恨めしいの例文
- ( 1 ) 約束を破られて恨めしい気持ちでいっぱいです。
- ( 2 ) 恨めしそうな目でこちらを見ていました。
- ( 3 ) 裏切った友人を恨めしく思います。
- ( 4 ) 雨で中止になり、天気を恨めしく思いました。
- ( 5 ) 恨めしい気持ちを抱えて生きています。
- ( 6 ) 彼女は恨めしげにため息をつきました。
恨めしいの会話例
羨ましいと恨めしいの違いまとめ
羨ましいは他人の良い状況を見て自分もそうなりたいと思う前向きな憧れの感情で、相手への否定的な気持ちは含みません。向上心につながることもあります。
恨めしいは相手に対する恨みや不満の感情で、不当な扱いや裏切りに対する否定的な気持ちです。相手への負の感情が中心となります。
簡単に言えば、羨ましいは「いいな、私も」という憧れ、恨めしいは「ひどい、許せない」という恨みで、感情の方向性が全く異なります。
羨ましいと恨めしいの読み方
- 羨ましい(ひらがな):うらやましい
- 羨ましい(ローマ字):urayamashii
- 恨めしい(ひらがな):うらめしい
- 恨めしい(ローマ字):urameshii