【就労】と【就職】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

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就労と就職の分かりやすい違い

就労と就職は、どちらも働くことですが、働き方の範囲が違います。

就労は、正社員でもアルバイトでも、とにかく働いていること全部を指します。就職は、正社員として会社に入ることを指します。

就労は働いている状態、就職は正社員になることという違いがあります。

就労とは?

就労とは、雇用形態や職種を問わず、労働に従事している状態全般を指す包括的な用語です。

正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイト、さらには自営業や在宅ワークなど、あらゆる形態の労働を含みます。就労支援就労ビザ就労証明書のように、行政用語としても使用されます。障害者雇用では就労移行支援就労継続支援など、働くことを支援する制度の名称にも用いられます。

収入を得るための活動全般を指すため、雇用形態にこだわらない現代の多様な働き方を表現するのに適した言葉です。

就労の例文

  • ( 1 ) 外国人の就労ビザ申請をサポートしています。
  • ( 2 ) 高齢者の就労機会を増やすため、定年延長を実施しました。
  • ( 3 ) 就労支援事業所で、障害者の社会参加を促進しています。
  • ( 4 ) 多様な就労形態を認めることで、人材確保に成功しました。
  • ( 5 ) 就労証明書の発行により、保育園の入園手続きが進みました。
  • ( 6 ) フリーランスとしての就労も、立派なキャリアです。

就労の会話例

息子がアルバイトを始めたのですが、これは就労ですか?就職ですか?
アルバイトは就労です。就職は正社員として採用されることを指します。
では、就労していても就職していないということですか?
その通りです。就労は働いている状態全般、就職は正規雇用を指します。
派遣社員の場合はどうなりますか?
派遣社員も就労していますが、一般的には就職とは言いません。

就職とは?

就職とは、企業や組織に正規雇用(主に正社員)として採用され、安定的な雇用関係を結ぶことを指します。

就職活動新卒就職就職率など、主に正社員としての職を得る文脈で使用されます。日本では特に、学校卒業後に企業に正社員として入社することを就職と呼ぶ慣習があります。終身雇用を前提とした長期的な雇用関係を想定しており、社会人としてのスタートを意味する重要な節目とされています。

就職試験、就職面接など、採用プロセスに関連する用語も多く、キャリア形成の第一歩として位置づけられています。

就職の例文

  • ( 1 ) 来春の就職に向けて、企業研究を進めています。
  • ( 2 ) 就職活動では、自己分析が最も重要です。
  • ( 3 ) 第一志望の企業に就職できて、夢が叶いました。
  • ( 4 ) 就職率100%を誇る専門学校の秘訣を調査しました。
  • ( 5 ) 転職も広い意味では就職に含まれます。
  • ( 6 ) 就職氷河期世代への支援策が拡充されています。

就職の会話例

大学卒業後、すぐに就職すべきでしょうか?
必ずしもそうではありません。まず就労して経験を積むのも一つの道です。
就労と就職、どちらを目指すべきですか?
ライフスタイルや目標によります。安定を求めるなら就職、柔軟性なら多様な就労形態もあります。
就労経験は就職活動で評価されますか?
はい、アルバイトやインターンでの就労経験も立派なアピールポイントです。

就労と就職の違いまとめ

就労と就職は、対象範囲と雇用の安定性において明確な違いがあります。

就労はあらゆる労働形態を含む広い概念、就職は正規雇用に限定された狭い概念です。現代では雇用形態が多様化し、就労の形も様々ですが、就職は依然として安定的なキャリアの象徴とされています。

自身の状況を正確に表現するため、適切な用語を使い分けることが大切です。

就労と就職の読み方

  • 就労(ひらがな):しゅうろう
  • 就労(ローマ字):shuurou
  • 就職(ひらがな):しゅうしょく
  • 就職(ローマ字):shuushoku
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