【追伸】と【二伸】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

追伸と二伸の分かりやすい違い
追伸と二伸は、どちらも手紙の追記ですが、使う順番が異なります。
追伸は本文の後に最初に書く追記で、二伸は追伸の後にさらに書く追記です。
現代では追伸は使いますが、二伸はほとんど使われない古い表現です。
追伸とは?
追伸とは、手紙やメールの本文を書き終えた後に、付け加えたいことを書く時に使う言葉です。追って申し上げるという意味で、書き忘れたことや、後から思いついたことを伝える時に使います。
英語のP.S.(Post Script)と同じ意味です。追伸と書いてから内容を記すのが一般的で、親しい間柄では気軽に使えます。
ビジネスメールでも、補足事項を伝える時に使われることがあります。友人への手紙、年賀状、メールなど、様々な場面で使われる便利な表現です。
追伸の例文
- ( 1 ) 追伸、明日の集合時間は10時に変更になりました。
- ( 2 ) 長い手紙になってしまいました。追伸:写真も同封します。
- ( 3 ) 追伸として、お礼の気持ちを込めて書き添えます。
- ( 4 ) メールの追伸で、重要な連絡事項を伝えた。
- ( 5 ) 追伸:最近読んだ本、とても面白かったよ。
- ( 6 ) 年賀状の追伸に、近況報告を書いた。
追伸の会話例
手紙の最後に何か書いた?
追伸で、プレゼントのお礼を書いたよ
メールに書き忘れたことがある
追伸で付け加えればいいよ
追伸って英語で何?
P.S.だよ、よく使うでしょ
二伸とは?
二伸とは、追伸の後にさらに付け加えたいことがある時に使う言葉です。二度目の追伸という意味で、追伸→二伸の順番で使います。英語ではP.P.S.(Post Post Script)に相当します。
現代ではほとんど使われない古い表現です。二伸、再伸、又伸など、いくつかの書き方があります。手紙文化が盛んだった時代には使われていましたが、現在は見かけることが少なくなりました。
昔の手紙や文学作品で見かけることがある程度で、現代の日常生活ではほぼ使われない表現です。
二伸の例文
- ( 1 ) 祖父の古い手紙に、二伸まで書かれていた。
- ( 2 ) 昔の恋文には、追伸、二伸と続くものもあった。
- ( 3 ) 二伸として、もう一つお願いがあります。(古い用法)
- ( 4 ) 文豪の手紙には、二伸、三伸と続くものもある。
- ( 5 ) 現代では二伸を使うことはほとんどない。
- ( 6 ) 二伸は、追伸の追伸という意味の古い言葉だ。
二伸の会話例
この古い手紙、二伸って書いてある
昔は追伸の後にさらに二伸を書いたんだよ
二伸なんて初めて聞いた
今はもう使わない言葉だからね
じゃあ追伸の追伸は?
現代なら、追伸の中にまとめて書くのが普通だよ
追伸と二伸の違いまとめ
追伸は今でも使う一般的な追記、二伸は昔使われた二番目の追記です。
追伸は現代でも活用され、二伸は歴史的な表現として知っておく程度です。
手紙やメールでは追伸を上手に使い、二伸は使わないのが現代的です。
追伸と二伸の読み方
- 追伸(ひらがな):ついしん
- 追伸(ローマ字):tsuishinn
- 二伸(ひらがな):にしん
- 二伸(ローマ字):nishinn