【お祝い】と【ご祝儀】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

お祝いとご祝儀の分かりやすい違い
お祝いとご祝儀は、どちらも慶事に関する言葉ですが、範囲と形態が違います。お祝いは誕生日や合格など、祝福の気持ち全般やプレゼントを含む広い意味です。
ご祝儀は主に結婚式で渡す現金のことで、金銭的な贈り物を指す具体的な言葉です。
お祝いは祝福全般、ご祝儀は現金の贈り物という違いがあります。
お祝いとは?
お祝いとは、めでたい出来事や慶事に対して祝福の気持ちを表すこと、またはその際に贈る品物や行為全般を指す言葉です。誕生日、結婚、出産、入学、就職、新築など、人生の節目や喜ばしい出来事すべてに使えます。お祝いの言葉、お祝いの品、お祝いをするなど、幅広い使い方があります。
お祝いは現金だけでなく、プレゼント、花束、手紙、パーティーなど、様々な形で表現できます。相手を祝福する気持ちが最も大切で、形式にとらわれない自由な表現が可能です。心からお祝い申し上げますのように、言葉だけでも立派なお祝いになります。
日本の文化では、お祝いをいただいたら内祝い(お返し)をする習慣があります。金額や品物の選び方には、ある程度のマナーがありますが、最も重要なのは祝福の気持ちを伝えることです。
お祝いの例文
- ( 1 ) 息子の大学合格のお祝いに、家族で食事に行きました。
- ( 2 ) 友人の出産祝いに、ベビー服をお祝いとして贈りました。
- ( 3 ) 新築のお祝いに、観葉植物を持って行きました。
- ( 4 ) お祝いの言葉をカードに書いて、プレゼントに添えました。
- ( 5 ) 誕生日のお祝いは、サプライズパーティーを計画しています。
- ( 6 ) 昇進のお祝いをいただき、本当にありがとうございました。
お祝いの会話例
ご祝儀とは?
ご祝儀とは、主に結婚式や披露宴などの慶事の際に、お祝いの気持ちを込めて贈る金銭のことを指します。一般的には専用の祝儀袋に現金を入れて渡します。金額は関係性や地域、年齢によって相場があり、結婚式では3万円、5万円などの奇数が好まれます。
ご祝儀は単なるお金ではなく、相手の門出を祝福し、新生活を応援する意味が込められています。祝儀袋の選び方、表書きの書き方、お札の入れ方など、細かなマナーがあります。新札を用意し、祝儀袋の水引は結婚式なら結び切り、出産祝いなら蝶結びを選ぶなど、用途によって使い分けます。
また、引っ越し業者やタクシー運転手への心付けもご祝儀と呼ばれることがあります。この場合は、サービスに対する感謝の気持ちを表すチップのような意味合いになります。
ご祝儀の例文
- ( 1 ) 結婚式のご祝儀は、3万円を包むことにしました。
- ( 2 ) ご祝儀袋は、水引が結び切りのものを選びました。
- ( 3 ) 友人の結婚式で、ご祝儀を受付で渡しました。
- ( 4 ) 引っ越し業者にご祝儀として、心付けを渡しました。
- ( 5 ) ご祝儀の相場が分からず、周りの人に相談しました。
- ( 6 ) 新札を用意して、ご祝儀袋に入れました。
ご祝儀の会話例
お祝いとご祝儀の違いまとめ
お祝いとご祝儀は、祝福の表現方法と具体性において違いがあります。お祝いは祝福の気持ちや行為全般を指す包括的な言葉で、様々な形で表現できます。
ご祝儀は主に現金を包んで渡す具体的な贈り物を指し、特に結婚式で使われます。お祝いは広い概念、ご祝儀は現金の贈り物という違いがあります。
誕生日プレゼントはお祝い、結婚式で渡す現金はご祝儀というように使い分けます。
お祝いとご祝儀の読み方
- お祝い(ひらがな):おいわい
- お祝い(ローマ字):oiwai
- ご祝儀(ひらがな):ごしゅうぎ
- ご祝儀(ローマ字):goshuugi