【悩む】と【苦しむ】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

悩むと苦しむの分かりやすい違い
悩むと苦しむは、どちらも辛い気持ちを表しますが、使う場面が違います。
悩むは「どうしようかな」と迷って答えが出ないときに使います。進路選択や買い物など、選ぶことで迷うときです。苦しむは体や心が痛くて辛いときに使います。病気やつらい経験をしているときです。
悩むは考えることが中心で、苦しむは痛みを感じることが中心という違いがあります。
悩むとは?
悩むとは、問題や選択について答えが出ずに思い悩むことを意味します。「どちらを選ぶべきか」「どうすればよいか」など、解決策が見つからずに心が定まらない状態を表します。
主に精神的な迷いや葛藤を表現する言葉で、決断できずに考え込んでいる様子を示します。進路、恋愛、仕事など人生の選択場面でよく使われます。
「悩みを相談する」「悩んでいる」のように使い、答えを探している途中の状態を表現します。必ずしも苦痛を伴うわけではなく、前向きな悩みもあります。
悩むの例文
- ( 1 ) 進路選択に悩む高校生が増えている。
- ( 2 ) どの商品を買うか悩んでしまって、結局何も買えなかった。
- ( 3 ) 彼女は転職すべきかどうか悩んでいる。
- ( 4 ) 悩みがあるなら、一人で抱え込まずに相談してください。
- ( 5 ) この問題の解き方に悩む生徒が多い。
- ( 6 ) プレゼントは何にしようか悩むところだ。
悩むの会話例
苦しむとは?
苦しむとは、肉体的または精神的な痛みや困難に直面し、それに耐えている状態を意味します。病気による身体の痛み、経済的困窮、失恋の悲しみなど、様々な苦痛を表現します。
悩むと違い、明確な痛みや辛さを感じている状態を表します。「病気で苦しむ」「貧困に苦しむ」のように、具体的な原因による苦痛を示すことが多いです。
苦しみから逃れたいという気持ちを含み、現在進行形の辛さを表現する言葉です。解決策を探すというより、今の状況に耐えている様子を表します。
苦しむの例文
- ( 1 ) 花粉症で苦しむ人が年々増加している。
- ( 2 ) 経済的に苦しむ家庭への支援が必要だ。
- ( 3 ) 彼は長年、腰痛に苦しんでいる。
- ( 4 ) 失恋の痛みに苦しむ友人を励ました。
- ( 5 ) 高熱で苦しむ子供を病院に連れて行った。
- ( 6 ) 借金の返済に苦しむ人々を救済する制度がある。
苦しむの会話例
悩むと苦しむの違いまとめ
悩むは選択や決断で迷うこと、苦しむは痛みや困難に耐えることという違いがあります。
悩むは考えることが中心で、苦しむは感じることが中心です。進路選択で迷うときは「悩む」、病気で辛いときは「苦しむ」を使います。
どちらも辛い状態ですが、悩むは解決策を探している状態、苦しむは今の痛みに耐えている状態という違いを理解して使い分けましょう。
悩むと苦しむの読み方
- 悩む(ひらがな):なやむ
- 悩む(ローマ字):nayamu
- 苦しむ(ひらがな):くるしむ
- 苦しむ(ローマ字):kurushimu