【改定】と【改訂】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

【改定】と【改訂】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説 | イメージ画像

改定と改訂の分かりやすい違い

改定と改訂は同じかいていと読みますが、使い方が違います。改定は料金を改定する、規則を改定するのように、法律や制度、価格などを新しく改めることです。

改訂は教科書を改訂する、辞書を改訂するのように、本や文章の間違いを直したり、内容を新しくすることです。

制度や規則なら改定、本や文章なら改訂と覚えておきましょう。

改定とは?

改定とは、法律、規則、制度、料金、契約内容などを、状況の変化に応じて新しく改めることを指す言葉です。運賃改定、就業規則改定、税率改定など、社会的なルールや取り決めを変更する際に使われます。

単なる修正ではなく、内容そのものを見直して新しいものに変えるという意味が強く、多くの人に影響を与える重要な変更を表すことが多いです。

ビジネスや行政の場面でよく使われ、正式な手続きを経て行われる変更を指すことが一般的です。

改定の例文

  • ( 1 ) 来月から電車運賃が改定される。
  • ( 2 ) 就業規則の改定について説明会が開かれた。
  • ( 3 ) 消費税率の改定は国民生活に大きく影響する。
  • ( 4 ) 保険料の改定により、負担が増えることになった。
  • ( 5 ) 10年ぶりに校則が改定された。
  • ( 6 ) 最低賃金の改定が発表された。

改定の会話例

バスの料金が改定されるんだって。
そうなの?値上げ?それとも値下げ?
残念ながら値上げの改定みたい。
改定されると家計に響くなぁ。
でも燃料費の高騰を考えると、改定も仕方ないかも。
確かに。適正な改定なら受け入れるしかないね。

改訂とは?

改訂とは、書籍、文書、資料などの内容を見直して、誤りを正したり、新しい情報を加えたりして、より良いものに作り直すことを指す言葉です。教科書改訂、辞書改訂、マニュアル改訂など、主に出版物や文書類に対して使われます。

初版の誤字脱字を修正したり、最新の情報に更新したり、より分かりやすい表現に変えたりすることが含まれます。

定期的に行われることが多く、改訂版、第○版という形で、版を重ねていくのが一般的です。

改訂の例文

  • ( 1 ) 教科書が4年ぶりに改訂された。
  • ( 2 ) 辞書の改訂版には新しい言葉が追加されている。
  • ( 3 ) マニュアルを改訂して、より分かりやすくした。
  • ( 4 ) 論文の改訂作業に時間がかかっている。
  • ( 5 ) 改訂版では、誤植がすべて修正されている。
  • ( 6 ) ガイドブックを最新情報に改訂する必要がある。

改訂の会話例

この参考書、改訂版が出たらしいよ。
へぇ、何が変わったの?
新しい入試傾向に合わせて改訂されたんだって。
改訂版の方が良さそうだね。
古い版と比べて、解説も改訂されて分かりやすくなったらしい。
じゃあ改訂版を買った方がいいね。

改定と改訂の違いまとめ

改定は法律・規則・料金などの制度的なものを新しく改めることを指し、社会的な影響が大きい変更です。

一方、改訂は書籍や文書の内容を修正・更新することを指し、より正確で新しい情報にすることが目的です。

公的なルールは改定、出版物は改訂という使い分けを覚えておくと間違いません。

改定と改訂の読み方

  • 改定(ひらがな):かいてい
  • 改定(ローマ字):kaitei
  • 改訂(ひらがな):かいてい
  • 改訂(ローマ字):kaitei
  1. TOP
  2. 言葉の違い
  3. 一般・日常
  4. 【改定】と【改訂】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説