【ほっこり】と【ほんわか】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

ほっこりとほんわかの分かりやすい違い
ほっこりは心が温まり安心感や幸福感を感じる瞬間的な感情を表し、主に心理的な温かさを示します。ほんわかは全体的に柔らかく穏やかな雰囲気や状態を表し、持続的で包括的な印象を示します。ほっこりは瞬間的・内面的、ほんわかは持続的・全体的という違いがあります。
ほっこりとは?
ほっこりとは、心が温かくなり、安心感や幸福感を感じる様子を表す擬態語です。もともとは関西地方の方言で「温かい」「ほかほかする」という意味でしたが、現在では全国的に使われています。心温まる出来事に接した時、「ほっこりする」「ほっこりした気持ち」のように使います。優しい行為を見た時、懐かしいものに触れた時、小さな幸せを感じた時など、瞬間的に心が和らぐ感覚を表現します。SNSでも「#ほっこり」というハッシュタグで、心温まるエピソードが共有されています。現代社会のストレスから一時的に解放される、小さな癒しの瞬間を表す言葉として定着しています。
ほっこりの例文
- ( 1 ) 子供の笑顔を見てほっこりした。
- ( 2 ) 優しいエピソードにほっこりしました。
- ( 3 ) 猫の動画でほっこりする。
- ( 4 ) おばあちゃんの手料理でほっこり。
- ( 5 ) 心がほっこりする絵本を読んだ。
- ( 6 ) ほっこりできるカフェを見つけた。
ほっこりの会話例
ほんわかとは?
ほんわかとは、全体的に温かく、柔らかく、穏やかな雰囲気や様子を表す擬態語です。「ほんわかした雰囲気」「ほんわかした人」のように、持続的で包み込むような温かさを表現します。人の性格や場の空気、作品の印象など、幅広い対象に使用できます。視覚的にも「ほんわかした絵」「ほんわかした色合い」のように、柔らかで優しい印象を表す際に用いられます。攻撃性がなく、とげとげしさのない、まろやかな状態を示す言葉です。また、少しぼんやりとした、のんびりとした様子も含意することがあります。日本的な和みの美意識を表現する、独特の情緒を持つ言葉といえるでしょう。
ほんわかの例文
- ( 1 ) 彼女はほんわかした雰囲気の人だ。
- ( 2 ) ほんわかした音楽に癒される。
- ( 3 ) 教室がほんわかした空気に包まれた。
- ( 4 ) ほんわかした絵柄のイラスト。
- ( 5 ) 春のほんわかした陽気が好き。
- ( 6 ) ほんわかムードの中で会話が弾んだ。
ほんわかの会話例
ほっこりとほんわかの違いまとめ
ほっこりとほんわかは、どちらも温かさや優しさを表しますが、表現する対象と持続性が異なります。ほっこりは心が温まる瞬間的な感情で、出来事への反応を表します。ほんわかは全体的で持続的な雰囲気や状態で、人や場の特徴を表します。心の動きを表すならほっこり、全体の印象を表すならほんわかという使い分けが一般的です。
ほっこりとほんわかの読み方
- ほっこり(ひらがな):ほっこり
- ほっこり(ローマ字):hokkori
- ほんわか(ひらがな):ほんわか
- ほんわか(ローマ字):honwaka