【迫力】と【気迫】の違いとは？例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
迫力と気迫の分かりやすい違い
「迫力」と「気迫」は共に人を圧倒する強い力を表しますが、その性質と発現の仕方が異なります。
「迫力」は、見た目、動作、音響など、五感で感じ取れる物理的・外的な圧倒感を指します。大きさ、速さ、音量などから生じる客観的な印象です。映画の爆発シーン、スポーツ選手の豪快なプレーなどに使われます。一方「気迫」は、強い意志や決意から生まれる内面的・精神的な力を指します。
目に見えない精神力が相手に伝わり、圧倒する様子を表現します。「迫力」が感覚的な圧倒感なのに対し、「気迫」は精神的な圧倒感を表します。
迫力とは？
迫力とは、見る者や聞く者を圧倒する強い印象や力強さを指します。
大きさ、速度、音量、動きの激しさなど、主に物理的・感覚的な要素から生じる圧倒感です。
映画、音楽、スポーツ、自然現象など、五感で感じ取れる強烈な印象を表現する際に使用されます。
迫力の例文
- ( 1 ) 映画の戦闘シーンは迫力満点だった。
- ( 2 ) 迫力のある演奏に圧倒された。
- ( 3 ) 滝の迫力に息をのんだ。
- ( 4 ) 迫力不足で物足りなかった。
- ( 5 ) 大画面で見ると迫力が違う。
- ( 6 ) 迫力のあるパフォーマンスだった。
迫力の会話例
すごい迫力で圧倒されたよ。
迫力のある映像は映画館で見たいね。
あの歌手の迫力は生で聴くと違うよ。
迫力満点のアクションシーンだったね。
音響の迫力がすごかった。
迫力に欠けるプレゼンだったかも。
気迫とは？
気迫とは、強い精神力や意志の力から生まれる、相手を圧倒する内面的な力を指します。
決意、覚悟、情熱などの精神的エネルギーが外に現れ、周囲に伝わる様子を表します。勝負事、芸術、仕事など、精神力が問われる場面で発揮される目に見えない力です。
気迫の例文
- ( 1 ) 選手の気迫が伝わってきた。
- ( 2 ) 気迫のこもった演技だった。
- ( 3 ) 気迫で相手を圧倒した。
- ( 4 ) 仕事に対する気迫を感じる。
- ( 5 ) 気迫が足りないと指摘された。
- ( 6 ) 気迫あふれる戦いぶりだった。
気迫の会話例
彼の気迫に押されたよ。
気迫が伝わる良い試合だった。
もっと気迫を出していこう。
気迫で勝負が決まることもあるね。
気迫のある人は頼もしいよ。
気迫を込めて挑戦しよう。
迫力と気迫の違いまとめ
「迫力」は外的・物理的な圧倒感を表し、五感で感じ取れる強い印象を指します。
「気迫」は内的・精神的な圧倒感を表し、意志や精神力から生まれる力を指します。
外的か内的かという観点で使い分けることが大切です。
迫力と気迫の読み方
- 迫力（ひらがな）：はくりょく
- 迫力（ローマ字）：hakuryoku
- 気迫（ひらがな）：きはく
- 気迫（ローマ字）：kihaku
