【貪欲】と【貧欲】の違いとは？例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

貪欲と貧欲の分かりやすい違い

貪欲と貧欲は、どちらも「どんよく」と読み、欲深いことを表す同じ意味の言葉です。

貪欲の方が一般的で正式、貧欲は俗用とされることがあります。

どちらも同じ意味ですが、文章では「貪欲」を使うのが無難です。

貪欲とは？

貪欲とは、際限なく欲しがる様子、満足することなくもっと多くを求める性質を表します。「貪」は「むさぼる」という意味で、食べ物や金銭、知識など、様々なものに対して使われます。否定的な意味で使われることもありますが、向上心や探求心という肯定的な意味で使われることもあります。

「貪欲に学ぶ」「貪欲な姿勢」「金銭に貪欲」など、強い欲求や積極的な姿勢を表現します。ビジネスやスポーツでは肯定的に使われることが多いです。

知識欲、向上心、金銭欲など、何かを強く求める姿勢を表す時に使われる一般的な表現です。

貪欲の例文

( 1 ) 彼は知識に貪欲な学生だ。
( 2 ) 貪欲に勝利を求めるチーム。
( 3 ) 金銭に貪欲すぎるのは良くない。
( 4 ) 貪欲な姿勢が成功につながった。
( 5 ) もっと貪欲にチャンスを掴め。
( 6 ) 貪欲さは時に必要な資質だ。

貪欲の会話例

「向上心があるね」

「知識に貪欲なんだ」

「もっと積極的に」

「貪欲にいこう」

「欲張りすぎ？」

「確かに貪欲すぎたかも」

貧欲とは？

貧欲も「どんよく」と読み、貪欲と同じく欲深いことを表す言葉です。「貧」の字を使うため誤用とする説もありますが、実際には同じ意味で使われています。ただし、貪欲の方が一般的で、辞書によっては貧欲を俗用や誤用として扱うこともあります。使用頻度は貪欲より低いです。

「貧欲な性格」「貧欲に求める」など、貪欲と同じように使われますが、正式な文書では貪欲を使う方が無難です。

日常会話では問題なく使われますが、ビジネス文書や正式な場面では貪欲を選ぶ方が適切とされています。