【金利リスク】と【価格リスク】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
金利リスクと価格リスクの分かりやすい違い
金利リスクと価格リスクは、どちらも値段が変わって損をするリスクですが、対象が異なります。
金利リスクは金利の変化で債券価格や借入コストが変わるリスク、価格リスクは株式や商品などの値段が変わるリスクです。
金利リスクは金利に特化した専門的なリスク、価格リスクはあらゆる資産の値動きリスクを指す広い概念です。
金利リスクとは?
金利リスクとは、市場金利の変動により、保有する債券の価格が変動したり、借入金の利息負担が変動したりするリスクです。金利が上昇すると債券価格は下落し、変動金利借入の利息負担は増加します。
銀行の資産・負債の金利更改時期のミスマッチからも発生します。金利リスクの管理には、デュレーション分析、金利感応度分析、ALM(資産負債総合管理)などの手法があります。
金利スワップなどのデリバティブでヘッジすることも一般的です。特に生命保険会社や銀行など、長期の資産・負債を持つ金融機関にとって重要なリスクです。
金利リスクの例文
- ( 1 ) 金利上昇による金利リスクに備え、固定金利での資金調達を増やしています。
- ( 2 ) 保有債券の金利リスクをヘッジするため、金利スワップを実行しました。
- ( 3 ) 金利リスク管理の高度化により、市場金利変動への耐性を強化しています。
- ( 4 ) ALMにより資産と負債の金利リスクを統合的に管理しています。
- ( 5 ) デュレーションギャップを縮小し、金利リスクを抑制しています。
- ( 6 ) 金利上昇局面での金利リスク対策として、変動金利債の比率を高めました。
金利リスクの会話例
価格リスクとは?
価格リスクとは、保有する資産の市場価格が変動することにより損失を被るリスクの総称です。株式の株価変動リスク、商品の価格変動リスク、不動産の価格変動リスク、為替リスクなど、様々な資産の価格変動を含みます。
ボラティリティ(価格変動率)が大きいほどリスクは高くなります。価格リスクの管理には、分散投資、ヘッジ取引、ポジション管理、損切りルールの設定などがあります。
VaRによるリスク計測も広く用いられています。投資においては避けられないリスクですが、適切な管理により収益機会にもなります。
価格リスクの例文
- ( 1 ) 株式の価格リスクを軽減するため、ポートフォリオを分散化しています。
- ( 2 ) 商品価格リスクに対し、先物取引でヘッジしています。
- ( 3 ) 価格リスクの許容度に応じて、リスク資産への配分を決定しています。
- ( 4 ) 不動産の価格リスクを考慮し、投資時期を分散させています。
- ( 5 ) 為替の価格リスクにより、外貨建て資産の評価額が大きく変動しました。
- ( 6 ) 価格リスクのVaR計測により、最大損失額を日次で把握しています。
価格リスクの会話例
金利リスクと価格リスクの違いまとめ
金利リスクは金利変動に特化した債券・借入関連のリスク、価格リスクは各種資産の市場価格変動リスク全般を指します。
金利リスクは価格リスクの一種ですが、その重要性から独立して扱われます。両リスクとも市場変動に起因しますが、要因分析や管理手法が異なるため、それぞれ専門的な対応が必要です。
金利リスクと価格リスクの読み方
- 金利リスク(ひらがな):きんりりすく
- 金利リスク(ローマ字):kinnririsuku
- 価格リスク(ひらがな):かかくりすく
- 価格リスク(ローマ字):kakakurisuku