【一部上場】と【二部上場】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
一部上場と二部上場の分かりやすい違い
一部上場と二部上場は、2022年3月まで存在した東京証券取引所の市場区分です。一部上場は大企業が集まる主要市場、二部上場は中堅企業が集まる市場という違いがありました。
一部の方が上場基準が厳しく、企業の信頼性も高いとされていました。
現在はプライム・スタンダード・グロース市場に再編されています。
一部上場とは?
一部上場とは、東京証券取引所の市場第一部に株式を上場することを指していました。時価総額250億円以上、株主数2,200人以上など厳格な基準をクリアした大企業が上場する市場で、日本を代表する企業が集まっていました。
トヨタ、ソニー、任天堂などの有名企業が一部上場企業でした。一部上場は企業にとってステータスシンボルであり、信用力向上、資金調達力強化、優秀な人材確保などのメリットがありました。
機関投資家の投資対象となりやすく、株式の流動性も高い特徴がありました。2022年4月の市場再編により、多くはプライム市場に移行しました。
一部上場の例文
- ( 1 ) 当社は長年の努力により、ついに東証一部上場を果たしました。
- ( 2 ) 一部上場企業としての社会的責任を自覚し、コーポレートガバナンスを強化しています。
- ( 3 ) 一部上場により、優秀な新卒学生の応募が大幅に増加しました。
- ( 4 ) TOPIX(東証株価指数)は、一部上場全銘柄を対象とした重要な指標でした。
- ( 5 ) 一部上場企業の平均時価総額は、二部の10倍以上でした。
- ( 6 ) 海外投資家は主に一部上場企業に投資していました。
一部上場の会話例
二部上場とは?
二部上場とは、東京証券取引所の市場第二部に株式を上場することを指していました。時価総額20億円以上、株主数800人以上など、一部より緩やかな基準で上場できる市場でした。
中堅企業や地方の優良企業、将来的に一部上場を目指す成長企業などが上場していました。二部上場企業は、一部と比べて知名度や流動性は劣るものの、上場企業としての信用力は確保できました。
多くの企業が二部上場を経て一部に指定替えすることを目標としていました。2022年4月の市場再編により、スタンダード市場などに移行しています。
二部上場の例文
- ( 1 ) 二部上場を足がかりに、将来の一部指定替えを目指しています。
- ( 2 ) 二部上場でも十分な資金調達が可能で、事業拡大を進めています。
- ( 3 ) 地方の優良企業として、二部上場により全国的な知名度を獲得しました。
- ( 4 ) 二部上場企業の中にも、高い技術力を持つ隠れた優良企業がありました。
- ( 5 ) 二部から一部への指定替え基準をクリアし、申請準備を進めています。
- ( 6 ) 二部上場により、M&Aの選択肢も広がりました。
二部上場の会話例
一部上場と二部上場の違いまとめ
一部上場は大企業向けの主要市場、二部上場は中堅企業向けの準主要市場という階層的な関係でした。上場基準、投資家層、流動性、社会的信用などあらゆる面で差がありました。
2022年4月に市場再編され、現在は存在しませんが、長年にわたり日本の証券市場の基本構造を形成していた重要な区分でした。
一部上場と二部上場の読み方
- 一部上場(ひらがな):いちぶじょうじょう
- 一部上場(ローマ字):ichibujoujou
- 二部上場(ひらがな):にぶじょうじょう
- 二部上場(ローマ字):nibujoujou