【営業利益】と【経常利益】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
営業利益と経常利益の分かりやすい違い
営業利益と経常利益は、企業の利益を異なる視点から見た指標です。
営業利益は本業で稼いだ利益、経常利益は普段の活動すべてで稼いだ利益という違いがあります。
営業利益は純粋な事業力、経常利益は財務活動も含めた総合力を示す重要な指標です。
営業利益とは?
営業利益とは、企業の本業から生み出された利益で、売上高から売上原価と販売費及び一般管理費を差し引いて算出されます。商品を作って売る、サービスを提供するなど、企業の主たる事業活動の成果を表します。
財務活動や投資活動の影響を除いた、純粋な事業の収益力を示す指標です。営業利益は企業の競争力や経営効率を測る重要な指標で、同業他社との比較や時系列分析に適しています。
営業利益率(営業利益÷売上高)は、収益性分析の基本指標として広く使用されます。本業の実力を示すため、企業価値評価の基礎となります。
営業利益の例文
- ( 1 ) 営業利益率15%を達成し、業界トップクラスの収益性を実現しました。
- ( 2 ) コスト削減努力により、営業利益が前年比30%増加しました。
- ( 3 ) 営業利益の改善により、本業の競争力強化が確認されました。
- ( 4 ) セグメント別営業利益分析で、各事業の収益貢献度を把握しています。
- ( 5 ) 営業利益率の向上を中期経営計画の最重要KPIに設定しました。
- ( 6 ) 原材料高騰の中でも営業利益を確保し、経営の底力を示しました。
営業利益の会話例
経常利益とは?
経常利益とは、企業の通常の事業活動から生じる利益で、営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いて算出されます。営業外損益には、受取利息・配当金、支払利息、為替差損益などが含まれます。
企業の経常的な活動全体の成果を示す、日本の会計で重視される利益概念です。経常利益は、本業の成果に加えて財務活動の巧拙も反映するため、企業の総合的な収益力を表します。
ただし、財務レバレッジの影響を受けるため、負債比率の高い企業では支払利息により経常利益が圧迫されることがあります。
経常利益の例文
- ( 1 ) 経常利益1,000億円を達成し、過去最高益を更新しました。
- ( 2 ) 金利収入の増加により、経常利益が営業利益を大きく上回りました。
- ( 3 ) 経常利益率10%超を維持し、安定的な収益基盤を確立しています。
- ( 4 ) 為替差益により経常利益が押し上げられ、業績予想を上方修正しました。
- ( 5 ) 借入金削減により支払利息が減少し、経常利益が改善しました。
- ( 6 ) 経常利益の安定成長により、株主還元の原資を確保しています。
経常利益の会話例
営業利益と経常利益の違いまとめ
営業利益は本業の実力、経常利益は財務活動を含む総合力という違いがあります。営業利益に営業外損益を加減すると経常利益になるという明確な計算関係があります。
投資判断では、事業の競争力は営業利益、企業全体の収益力は経常利益で評価し、両方を総合的に分析することが重要です。
営業利益と経常利益の読み方
- 営業利益(ひらがな):えいぎょうりえき
- 営業利益(ローマ字):eigyourieki
- 経常利益(ひらがな):けいじょうりえき
- 経常利益(ローマ字):keijourieki