【ROE】と【ROA】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
ROEとROAの分かりやすい違い
ROEとROAは、どちらも企業の収益性を測る重要な指標ですが、計算の分母が異なります。ROE(アールオーイー)は株主のお金に対する利益の割合、ROA(アールオーエー)は会社の全財産に対する利益の割合を示します。
ROEは株主にとっての投資効率、ROAは会社全体の経営効率を表します。
借入金が多い会社ではROEが高くなりやすい特徴があります。
ROEとは?
ROE(Return on Equity:自己資本利益率)とは、当期純利益を自己資本で割って算出する財務指標です。株主が投資した資金に対してどれだけの利益を生み出したかを示し、株主にとっての投資効率を表します。
日本企業では8%以上、欧米企業では15%以上が一般的な目標水準とされています。ROEは売上高純利益率×総資産回転率×財務レバレッジに分解でき(デュポン式)、収益性・効率性・レバレッジの3要素から分析できます。
投資家が最も重視する指標の一つで、東証のJPX日経400指数の選定基準にも採用されています。
ROEの例文
- ( 1 ) 当社のROEは15%に達し、株主価値創造において業界トップクラスです。
- ( 2 ) ROE向上プロジェクトにより、3年間で5ポイントの改善を実現しました。
- ( 3 ) 自社株買いによる資本効率化で、ROEを12%から18%に引き上げました。
- ( 4 ) ROE重視経営への転換により、株価は2倍に上昇しました。
- ( 5 ) 事業ポートフォリオの最適化により、ROE20%達成が視野に入りました。
- ( 6 ) 配当性向を高めつつROEを維持する、バランスの取れた資本政策を実行します。
ROEの会話例
ROAとは?
ROA(Return on Assets:総資産利益率)とは、当期純利益を総資産で割って算出する財務指標です。企業が保有するすべての資産(自己資本+負債)をいかに効率的に活用して利益を生み出しているかを示します。
業種により異なりますが、一般的に5%以上が優良とされています。ROAは借入金の多寡に影響されないため、企業の純粋な収益力や経営効率を測ることができます。
資産の有効活用度を示す指標として、不要資産の処分や事業の選択と集中を進める際の判断基準となります。
ROAの例文
- ( 1 ) ROAは6%で推移しており、資産効率は業界平均を上回っています。
- ( 2 ) ROA改善のため、遊休資産の売却と運転資本の圧縮を進めています。
- ( 3 ) 全社的なROA向上活動により、2%から5%への改善を達成しました。
- ( 4 ) CCC短縮によるROA改善効果が、財務諸表に表れ始めています。
- ( 5 ) 事業部門別ROA管理を導入し、低収益資産の見直しを加速させます。
- ( 6 ) ROAを重視した投資判断により、グループ全体の収益性が向上しました。
ROAの会話例
ROEとROAの違いまとめ
ROEは株主資本の効率性、ROAは総資産の効率性を示す指標です。ROEは財務レバレッジの影響を受けるため高く出やすく、ROAは企業の実力をより正確に反映します。
投資判断ではROE、経営分析ではROAを重視し、両指標を組み合わせて企業の収益性と健全性を総合的に評価することが重要です。
ROEとROAの読み方
- ROE(ひらがな):あーるおーいー
- ROE(ローマ字):a-ruo-i-
- ROA(ひらがな):あーるおーえー
- ROA(ローマ字):a-ruo-e-