【給与】と【サラリー】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

給与とサラリーの分かりやすい違い
給与とサラリーは、どちらも会社から働いた分だけもらうお金のことです。
給与は日本の正式な言葉で、税金や保険料を引く前の全部のお金を指します。サラリーは英語から来た言葉で、普段の会話でよく使われます。
どちらも同じ意味ですが、書類では給与、友達との会話ではサラリーを使うことが多いです。
給与とは?
給与とは、労働者が使用者から労働の対価として受け取る金銭のことで、労働基準法や所得税法などで使用される正式な法律用語です。
基本給、諸手当、賞与などを含む総支給額を指し、源泉徴収票や雇用契約書などの公式書類では必ず「給与」という言葉が使われます。
日本の企業では、給与明細書、給与規程、給与体系など、正式な文書や制度名には「給与」を使用するのが一般的です。
給与の例文
- ( 1 ) 来月から給与が改定されることになりました。
- ( 2 ) 給与明細書を確認したところ、残業代が正しく計算されていませんでした。
- ( 3 ) 年末調整のため、給与所得者の扶養控除申告書を提出してください。
- ( 4 ) 労働組合は会社側に給与水準の見直しを要求しています。
- ( 5 ) 新しい給与規程では、成果に応じた給与体系が導入されます。
- ( 6 ) 給与支払日は毎月25日で、銀行振込により支給されます。
給与の会話例
人事部:来期の給与改定について説明させていただきます。
社員:給与のベースアップ率はどの程度を予定していますか?
上司:君の給与査定の結果が出たよ。
部下:給与面談の時間を設定していただけますか?
経理:給与計算にミスがありました。申し訳ございません。
社員:給与明細の内容について質問があるのですが。
サラリーとは?
サラリーとは、英語の「salary」から来たカタカナ語で、主に月給制で支払われる固定給のことを指します。
日常会話やビジネスの場でカジュアルに使われることが多く、「サラリーマン」という言葉にも使われているように、日本のビジネス文化に深く根付いています。
欧米企業や外資系企業では「アニュアルサラリー年俸」「ベースサラリー基本給」など、英語と組み合わせて使用されることもあります。
サラリーの例文
- ( 1 ) 転職してサラリーが上がったので、生活に余裕ができました。
- ( 2 ) 外資系企業のサラリーは日系企業より高い傾向があります。
- ( 3 ) 彼はサラリーマンとして20年間、同じ会社で働いています。
- ( 4 ) ベースサラリーに加えて、インセンティブも支給される予定です。
- ( 5 ) サラリーキャップ制度により、選手の年俸総額に上限が設けられています。
- ( 6 ) フリーランスになって、安定したサラリーがなくなるのが不安です。
サラリーの会話例
同僚:うちの会社のサラリー、他社と比べてどう思う?
同僚:まあまあかな。でもサラリー以外の待遇も大事だよね。
先輩:サラリーマンとして成功する秘訣を教えてあげよう。
後輩:サラリーだけでなく、やりがいも重視したいです。
友人:転職してサラリーアップした?
友人:年収ベースで20%くらいサラリーが上がったよ。
給与とサラリーの違いまとめ
給与とサラリーは基本的に同じ意味ですが、使用場面に違いがあります。
給与は法的文書や公式な場面で使われる正式な用語で、サラリーは日常会話やカジュアルなビジネスシーンで使われる口語的な表現です。
新入社員の方は、社内文書では「給与」、同僚との会話では「サラリー」と使い分けると良いでしょう。
給与とサラリーの読み方
- 給与(ひらがな):きゅうよ
- 給与(ローマ字):kyuyo
- サラリー(ひらがな):さらりー
- サラリー(ローマ字):sararii